見出し画像

吉本ばなな『「違うこと」をしないこと』

Happyちゃんこと竹腰紗智さんのHTL配信をYou Tubeで聴くようになって数カ月。久しぶりに、この本を読み返しました。

買った当初、頭では「分かる~!!!」と思っていて、お守り代わりに会社に持って行ったりしたこともありました。

が、今回の読み返しで、腑に落ちた感が半端ない。

ばななさんの一言一句をHappyちゃん風に解説するとこういうことだな、と理解することができたのです!

ばななさんの言う「違うことをしないこと」をHappyちゃんの言葉を参考にとらえると、、、

Happyちゃんは元々、自分が何をどう感じているのか分からなかったといいます。

例えば、飲み物をどのくらいまで飲んで自分は満足するのか、など。

自分を知るために日々の細かい選択を、「今日は何を食べたい?」などと頭の中で自分に質問して、細かく、そして少しずつ自分を知っていったそうです。

で、自分に合わないものにNoをするまでの過程で、Happyちゃんが尊敬している人の薦めた健康にいい飲み物の話があります。

尊敬する人が主催していた会のようなもので、他の参加者さんは、

「あの人が絶賛し、出してくれたものだから飲まないわけにはいかない」と、不味いのを我慢して飲んでいたそうです。

一方Happyちゃんは、飲んだ瞬間不味くて、「飲みたくない」と思ったものの、他の参加者の方と同じような考えが浮かんだそう。なので、相手に断る、という行動のちょっとスモールステップで、飲んだフリをして自分の分を捨てていたそうです。

ご自分でも今思えば「口に合わないから飲めない」と断っても嫌な顔をする人ではなかった、と言っていたけれど、当時はそれを言うことがどれだけ恐怖だったか!

今では、自分の今、食べたい物を食べる、というのが当たり前になり、お店のメニューに載っていないものも注文したりするそうです。でも、とりあえず聞いてみて、「作れない、ない」という返事が来たら、そこで終わり。

Happyちゃん曰く、聞き分けのいいキッズだそうです(笑)

こういう実践が「違うことをしないこと」なのではないかと思いました。

私もちょっと勇気を出してみました。

友達とカフェに入った時、窓際の席を選びました。見晴らしがいいのはやっぱりいいな、と。

しかし、その日は日差しが強く、眩しいくて目を開けるのが大変なくらいでした。なので、友達に、席を移動する提案をしました。が、窓際という場所も捨てきれず、店員さんにお願いして、ブラインドを下げていただきました。

これが小さな勇気。

その後、そのカフェのコーヒーは、そこいらのチェーン店のコーヒーより美味しいよ、と友達に薦められたのにも関わらず、メニューを見て、目に留まった蜂蜜入りレモンスカッシュを飲みたくなったのです。

ちょっと時間をかけ、コーヒーにしようか迷ったのですが、思い切って頼んだレモンスカッシュ。

これがすっごく美味しくて、今の自分にぴったりのようでした。

これはさっきよりも大きい勇気。

でもこれを選ぶことができた自分がうれしかったです。

こういう積み重ねで私たちの人生は変わってくるのだと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?