2016年振り返り① − 前期 1月〜6月−

新年明けましておめでとうございます。
2017年早くも2日目に突入してしまいました。
皆さん、どんなお正月をお過しでしょうか?
今年は少し大晦日も元日も出かけていたので
昨年の振り返りや今年の目標等まだちゃんと出来ていなくて
今日は朝からまずは昨年の振り返りをしています。

1月

昨年の1月の私の出来事。まずはこんなことから始まりました。
今年も12月は暖かい感じがしましたが、一昨年も暖冬で
大根がたくさん出来たり、大きくなりすぎたりして規格外になり
価格も安くなってしまい、廃棄してしまう農家さんもたくさん出ました。
一方で消費者の方にとって安く買えるのは有り難い事でもあり、知合いの
農家さんからも『こんな時こそ沢山の方に野菜を食べてもらえたら』という
ことで、状況を動画記事にして2年前から参加している元NHKアナウンサーで
ジャーナリストの堀潤さんが運営している市民メディア 8bitNewsへ投稿しましました。その時の記事がこちらです。

暖冬な年末年始で大根がピンチに!〜 こんな時こそ野菜を食べよう! 〜
http://8bitnews.org/?p=7091

それを基に堀さんが記事や内容を拡散してくださると今度はTwitterに
大根のレシピなどがたくさん寄せられていろいろ反響がありネット発信
の大きさを改めて感じたりしました。

堀潤さんのYahoo!記事 『廃棄も 暖冬でダイコンがピンチに』http://bylines.news.yahoo.co.jp/horijun/20160111-00053305/


他にはこども食堂サミットに参加したり、福島県いわき市で新しく始まる
子ども食堂さんのキックオフイベントに参加したりもしました。


そしてこの時期、毎年行っていた台湾にも行って来ました。
3年前から継続して行っているのですが、最初のきっかけは自分の体調不良でした。普段大きな病気だけでなく、風邪をひく事もほとんど無いのですが
どうしても秋から冬にかけては仕事も多忙になり、特に12月は当時は連日のケータリング業務だけでなく大きなイベントにも出店したりもしていたので
お休みになる年末年始に急激に体調をくずしてしまい。。
それで病院に行くのもいいかもしれないけれど、せっかくなら台湾で台湾式のマッサージをして貰ったらよくなるのではないか?という単純な発想から行き始め、現地でマッサージをしてもらった本当に一気に体調が良くなったので、
そこからハマってしまいました。笑(あくまでも個人的な感想です。)
そこで漢方にも興味を持ち始めていたので勉強がてら毎年行くようにしていて
台湾はこの時期でも比較的暖かく、それまでは行くと暑いくらいだったのですが、何故か昨年お友達と行った時には台湾では7年振りに雪が降りました。
あまりの寒さもあり観光がてら現地の温泉に行こうと思ったら、現地では
温泉が激混みでどこも入れない状態に。。なんとまあ、貴重な体験でした。
それでこちらも動画記事に。
→ 台湾でも雪 記録的な寒波   http://8bitnews.org/?p=7147


2月

そして2月に入ってすぐに福島県広野町の視察ツアーに参加しました。
こちらは2年程前から参加している未来会議から発生した双葉郡未来会議
のスピンオフ企画として開催されたものです。福島県には震災後何度も
訪れていますが、実は双葉郡はまだあまり行った事が無くて一昨年の12月に
開催された双葉郡未来会議をきっかけに、初めて双葉郡に行きました。
川内村をメインに富岡町、広野町、楢葉町などを通りながら一通り廻ったくらいでゆっくりは行けてなかったので、この広野町のツアーに参加して、
Jビレッジや火力発電所、巨大防潮堤、ひろのテラス、双葉未来学園など
いろいろな場所を見学させて頂きました。その時にはまだオープン前だった
ひろのテラスもその後オープンしています。すごく貴重で感慨深いツアーでした。




3月

3月、この月大きな出来事がありました。なんと仕事に向かっている途中に
追突事故に遭ってしまいました。それにより愛車のポルテ君が廃車に…。泣
仕事先にはご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳無かったのですが、幸い
大きなケガも無く、車もちょうど丸9年乗っていて、初めてずっと長く乗ってきて愛着もすごくありなかなか手放せずにいた為、キロ数も18万キロいって
いたのでそろそろ交換時期ではあったのですが、私がなかなか手放さないから車屋さんには大事にしてきた分、ちゃんと守ってくれて自分からいいタイミングで去ったんだね。と言われ思わず涙ぐみました。ポルテ君ありがとう。

その2日後、2008年から始めたkurumiがおかげさまで8周年を迎えました。本当に皆さんの支えがあったからこそ、ここまで継続してこれました。
感謝の気持ちでいっぱいです。この仕事をする事で失ったものももちろんありますが、得た事の方が多く、それは人との繋がりや出来事などこの8年間で
本当にたくさんありすぎる位です。時に迷う事やつまずく事もありますが、
今の仕事を始めて本当に良かったなと思っています。

そしてこの月、双葉郡未来会議が福島県郡山市で開催され、こちらにも参加してきました。この時、最後にあった双葉郡未来会議代表の平山さんの言葉が
すごくグッと来て、こちらに記録しました。是非皆さんにもご覧頂けたら。
  双葉郡未来会議 season2 〜 旧警戒区域の夜明け 〜
     http://8bitnews.org/?p=7411
 
  双葉郡未来会議  H.Pはこちら  http://futabafuture.com/

そして別の日には福島市のあぶくま茶屋さんに行き、飯舘村から避難されて
福島市で飯舘村の名産にしようとしていた『いいたて雪っ娘かぼちゃ』を
震災後もずっと育て続けてきた生産者の渡邊とみ子さんに雪っ娘かぼちゃの種を分けて貰いに行きました。実は一昨年の収穫祭の時にとみ子さんの種を繋げたい想いを聞いて、なんとか私にも少しでも協力出来ないかなと思い、葉山で農業をされている方に頼んで育ててもらう事にしたのです。
しかもこの日はたまたまベラルーシからお客様が来られており、そこでもまた
貴重なお話をお聞きする事が出来ました。

   

飯舘村から繋げたい!いいたて雪っ娘かぼちゃの種とまでいの心
〜渡邊とみ子さんの想い〜
  http://8bitnews.org/?p=8770


そのまま午後からにいわきへ行き、いわきの子ども食堂さん『こども食堂*みらいのたね』の初開催日にお邪魔しました。
初めてでも沢山の子ども達がそして大人達が集まり、食事だけでなくみんなで遊んだりおしゃべりしたりと、地域のコミュニティとしてすごく大事な一歩となっていました。福島県の中でもいわき市は比較的放射線量も低いことから
もともとの住民以外に避難されて来た方や原発作業員の方等がたくさん増えてとても複雑になったエリアです。その為に震災後少しでも住民同士の方が気軽にお話出来るように、未来会議が継続的に開催されているのですが、そこに参加されているメンバーも関わり、繋がり出来たこども食堂。こういう地域の コミュニティが本当に大事だなと思いました。


更には恵比寿でも2月から始まったこども食堂『恵比寿じもと食堂』さんにも
お邪魔したり、横須賀でも子ども食堂のイベントが開催されたのでその時は
スープの差し入れをさせて頂いたりしました。ちなみに恵比寿じもと食堂さんはあえて名前にこども食堂を入れないことで、より地域の方が気軽に来やすい
ような地域のリビングみたいなコミュニティとしてやりたいという事でした。
子ども食堂も本当に地域ごと、それぞれ100個あれば100通りの子ども食堂があり、現在では全国で200箇所以上で行われています。
ただし、一番の根本的な解決策は国がしっかりとやらないといけないと思います。国と行政と地域と個人とがうまく繋がりあって少しでも住みやすい社会が出来たら良いなといろいろな活動を通じて思っています。
一昨年からいろいろな子ども食堂さんを取材させて頂いており、そちらを
まとめています。

貧困対策だけじゃない!〜 広がるこども食堂のもう一つの形 〜
    http://8bitnews.org/?p=7475



恵比寿じもと食堂さん

よこすか子ども食堂イベント



4月

この月、3月に福島の渡邊とみ子さんから譲って頂いた『いいたて雪っ娘かぼちゃ』を葉山のイキ農園さんの大石美果さんに育てて貰う事になり、一緒に種まきをしました。すると数日後にはちゃんと芽が出てくれて嬉しかったです。

その美果さんからのご紹介で葉山の棚田の耕作隊に参加する事になりました。
葉山の棚田は私も大好きでこっちに住むようになってからずっと行っている
お蕎麦屋さんの裏手にあり、いつもは下から眺めるだけでそれでも素敵な
景色だなあと思っていたのですが、なんとそこに携われる事になり嬉しかったです。なぜ耕作隊が生まれたかというと、葉山もだんだんと高齢化が進み
この棚田も少しずつ田んぼから畑に変更され始めてしまっていたのです。
ただ、一度畑にしてしまうとなかなか田んぼに戻す事が出来ず、また棚田の
上から望む景色は本当に素晴らしいものでこの景色を少しでも残したいと2年程前から地域の有志の方が集まり田んぼを守る事を始めたのです。

そして未来会議の本会議が福島県いわき市で開催されました。こちらも継続的に行っているのでもちろん参加させて頂きました。
4月は14日から16日にかけて熊本で大きな地震が続けておき、本当に甚大な
被害がありました。ちょうどこの日は熊本地震から2週間経った時で、奇しくももともと未来会議のメンバーと繋がりのある熊本の大学の先生が来る予定になっていて、現地のリアルな声や状況をお聞きする事が出来ました。

  未来会議 H.Pはこちら  http://miraikaigi.org/

熊本大学の石原明子先生と。


未来会議事務局 霜村さん


5月

この月はイベント出店とケータリングでかなりバタバタとしておりましたが、下旬に昨年から携わらせて頂いている福島県鏡石町の田んぼアートの測量と
田植えに行ってきました。鏡石町は福島県の中通りにあたる岩瀬郡にあり、農業が盛んな町です。ただし大きな観光地などがあまり無い為、駅前にある図書館を利用して震災の翌年2012年から田んぼアートを始め、駅に降りてもらえる町を目指しています。こちらの田んぼアートにはこれも一昨年から携わらせて頂いている福島の復興支援の為に集まったチームふくしま。のメンバーとして参加させて頂いているのですが今年は測量から田植え、草刈り、収穫、そして先月から始まったきらきらアートまで一年間通して携わらせて頂きました。

窓から眺める絵本
『かがみいし田んぼアート&きらきらアート 2016 かぐや姫編 』

              http://8bitnews.org/?p=8971



6月

この月は横須賀市の市民大学の講座で放射線に関する授業を受ける事になりました。もともと震災後ご自身のTwitterなどで三浦半島の野菜や放射線量の情報等と早くから発信されている防衛大学校の物理の先生で頼りにさせて頂いており、その先生の授業だったのでこれは是非と思い初めて市民大学の授業に参加しました。こちらは7月まで毎週あり、内容はすごく難しい時もありましたが、地域密着の情報もありですごく勉強になりました。復習をしようと思いつつなかなか出来てない無いのですが。。汗


またこの月には今度は双葉郡未来会議がいわき市で開催されて、行きました。
この時は福島県でも一番原発事故の被害を受けた双葉町、大熊町編で、原発を抱える町としての皆さんの複雑な想いや現状等をいろいろお聞き出来ました。


また新たにYokosuka子ども食堂が立上がりました。
3月のイベントで集まったメンバーにより、食生活支援団体お結。という団体を立ち上げ、私もそのメンバーとしてお声かけ頂き5月から準備をし、主に
広報担当として参加させて頂く事になりました。そこが主催する子ども食堂で
しかも、このYokosuka子ども食堂の強力な助っ人として、茨城県出身のシンガーソングライター 風見穏香さんがお結。の和田代表が作詞ししたものに曲を付けてちゃんとした歌にしてくれ、その歌を引き連れて横須賀市内で1週間に渡るPR活動をしてくれました。彼女は自分自身が不登校等の経験などもあり子ども達の支援活動を積極的にいろいろとされているのですが、とにかく本当に引き込まれる、グッとくる歌を歌ってくれています。そして何より元気になります。一緒にFMブルー湘南さんのラジオ出演などもさせて頂きました。

Yokosuka子ども食堂 H.P   http://shokudou.webcrow.jp/index.html
F.Bページはこちら 
https://www.facebook.com/yokosukakodomosyokudou/


また動画発信のワークショップ仲間でもあるお友達から一緒にイベントを
やらないかとお声かけ頂き、会場で私のスープを飲んで頂きながら、その
スープで使っている野菜の背景を知って貰う農家さんの取組みの動画を見て
頂いたりしました。他のワークショプ仲間も来てくれていろいろお手伝いをしてくれました。実は主催の彼女は『感音声難聴』という軽度の難聴で普通の人より少し音が聞きにくいという状態なのですが、実はそういう人は沢山いて、だけどそれは人それぞれで音の高さなどにもよって聞こえるとか、聞きにくいとかが違うのと、全く聞こえないわけでは無いので自分でも把握出来てない事も多かったりするそうなんです。だから周囲の人もなかなか理解してもらえなかったりする現状があるのですが、実は日常生活の中で、友達との会話や仕事、特に一番困るのが病院などで先生や受付の方がマスクをしている声がとても聞きにくかったりするそうなんです。そういう問題提起をご自身の経験を基に社会に発信されながら、聴こえる程度に関係なくコミュニケーションが作れる社会を目指した活動を色々とされています。

       CLEAR JAPAN  http://clear-japan.com/



                        つづく。






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