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地域課題と学生の関係性

院に入学した4月、こんなことをFacebookで呟いてみました。

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地域に出向くと、地域には多くの魅力とともに、さまざまな課題があることが見えてきます。
担い手不足、少子高齢化、空き家、耕作放棄地…。どれも喫緊の課題だと思います。

地域というものは、実際に肌で感じて、現地の人と話をすることで見えてくるものだと感じています。それも何度も踏み込まないとわからないところが多くあります。
一方で、地域系学部のフィールドワークは「地域の表面上」をみることにとどまってしまうことが多いです。学生の学びの場、経験の場になるものの、それが本当に地域のためになっているかというと疑問が残ります。
「学生の面白い意見や提案」といっても結局やるのは地域であり、学生が複雑な地域の現実をどこまで理解できるかというと限界があります。
実際何度もご指摘を受けてきました。
ではその理解が及ばない大学生は役立たずなのでしょうか?

大学生という期間はものすごく貴重で、これからの人生の価値観を作る大切な時間です。これからの時代、大学は「人生の夏休み」ではないと思います。大学のうちにどれだけ考えたり行動するか、でかなりその後が変わってくると思います。
フィールドワークは楽しい充実した思い出づくり。それだけではないはずです。

一方、学生の事情として。お金を出して学んでいると言えども、学生はやはりお金がなく、身を削ってまで地域に出向くことは難しいです。ボランティア精神とお手伝い要員という意味だけでは、一過性になりかねません。休みの日、アルバイトを入れてしまいます。
学生と言えども「お金」の問題は大きいです。

大学生が深い学びを得て、地域課題解決にも関与する。地域が少し前進する。
大学生と地域課題 が直結することってできないものでしょうか?

地域課題を学生と議論、地域資源発見のまちあるき、地域課題ワークショップ、期間限定の地域系アルバイト…
といったような、「地域課題と学生のマッチング」が出来ないか…。

まだまだ構想段階なので、具体的ではないですが、
「うちの現状、話題提供したい」「ここの地域でやってほしいことがある!」「学生と何かできそう」「期間限定でアルバイトが欲しい!」等、何か情報があれば、教えていただきたいです。

何かこのことに対してご意見があればいただきたい。。
「学生と地域」のテーマで、地域の方とホンネを語ってみたかったりします。。。

バイトをしに地域に学生が入る、という話ではなく、地域で学びたい学生が継続して通い深く学べる仕組みの過程で地域で役に立ち、信頼とお金が少しついてくるような仕組みがあればと思うのです。

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この投稿に、多くの地域の大人からのコメントが来ました。(以下抜粋)

◾️地域も学生もどうしていいか分からん状態になるよね

◾️ガチトークしましょうか!

◾️お金を稼ぐ時間で、地域を見ることができたら良いですもんね

◾️触れにくい「地域の現実」に対峙しようとする勇気は尊敬します

◾️すごく現実的な課題だと思うし、仕組みとして大切なことですよね

◾️学生さんが地域に存在する、そのこと自体に価値があるんです

◾️役に立つ立たないではないの、地域は未来への投資であるとかんがえるべき

◾️学生が価値だと思うことをやればいい

◾️住んで、自分で課題を見つけて、アルバイトする。地域のためっていうよりは、自分が食っていくため。ひたすた地べたを這いずり回って生業を見つける。

◾️わかりやすい必要なことと熱意あって進めたいこと。後者は自転車操業スタート。わかりやすい対価が「現物」であったり「学内評価」になったりもしたら立ち上げ時は色々チャレンジしやすいかなあ。その後継続進化させ、金銭的価値にして還元していくのは関わる地域側の大人の責任だと思います。

◾️具体的に地域課題を絞って示した方が面白いんじゃないか

おどろくほどのコメントの量。40人程の地域と関わる方からのコメントをいただきました。

地域と学生の関係性をもっと考えていく。

それは地域にとっても必要なことなんじゃないか。

もっと良い関係が築けるかもしれない。

「地域と学生」の議論をもっとしてみたい、その想いを持ち、チャレンジがスタートしました。

そこからこの7月まで。いろいろありました。




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