「どう働くか」は、「どう生きるか」。

前回の記事にも書きましたが、私の本業は会社員です。
そして、障害のある息子を育てています。
そして、NPO法人を運営(しかも理事長&事務局の両方)をしています。
・・・そんな自己紹介をすると、こんな反応をいただくことがあります。

「どうしてそんなことができるの?」
「タフですねぇ…💦」
「太田さんには、時間が48時間あるんじゃないか?って思うよ」

うーん。
自分では「やむにやまれずやってきた」という感覚が強いのですが、客観的に見るなら、それはこういう理由なんじゃないかな?と思っています。

① 「自分でやろうと決めたから」
(目標は人が決めるのではなく、自分が決めるもの)
② 「好きで、やりたいことだから」
(やらなければならない、が続くとツラくなっていく)
③ 「切実な状況があるから」
(例えば息子にごはんを催促されれば料理しないわけにいかない…。とはいえイヤイヤでもありません。本当に彼はごはんを楽しみにしているので自然と力が入ります)

そりゃあもう、いっぱいいっぱいな日々です。
正直なところ大変なことばかりです。体力的にもきついことが(最近は特に💦)増えてきたし、仕事がさらに忙しくなっていくし、息子のサポートが突然必要になることも多いし、、、。

日々色んな事があり、まさに「網渡り状態」。支えてくれる仲間たちがいて下さるからこそ、何とか成り立っている私たちの生活なのです。(たとえばくるみの仲間、施設の方、地域の方、学校の先生方、中間支援組織の方、所轄庁の方、思いを寄せて下さる方お一人お一人)

<タイムマネジメント力は確実に身に着いた(…かな?)>

そして、そういう環境に身を置いていると、時間を効率よく使う生活が身についていきました。

たとえば、
●17時には会社から帰宅して、お迎えに行かないといけない
⇒だったら定時に帰れるように仕事の段取りを整えなきゃ!

●息子に晩御飯を作らないといけない
⇒だったら週末にまとめておかずを作り置きすればラクだ! …みたいに。

そう考えると、わたしは結局「ラクがしたい」だけなんですね(笑)。


<副次的な効果として・・・>
また、よく言われることですが、会社の仕事だけでなくNPOの仕事もしていることによって、お互いに大きなメリットがもたらされます。たとえば、NPOの仕事をしているおかげで、多様な人とふれあう機会がうまれ、会社でのコミュニケーションが取りやすくなりました。逆に、仕事で身についたスキル(マネジメント、IT、法律、経理など)はNPO運営にかなり役立っていて、いいことづくめなのです。これは断言できます。


<大切なのは「どんな働き方をするか?」>
仕事は人生において重要なことの中で、大きなポーションを占める要素だと思います。そして「どんな働き方をするか?」は「どう生きるか?」に直結するところがあると思います。そして「働き方は自分で選び取ることができる」ものです。

最近くるみで上映会を行った、「映画 人生フルーツ」でもそんな場面が出てきて、とても感動し、「こんな生き方っていいな!」と率直に思いました。

だから「どうしてそんな働き方ができるの?」と聞いてこられる方に、「わたしはこうして生きていきたいからです」と胸を張って、そしてもう少しだけ余裕を持って^^;、言えるようになりたいものです。そして、息子の子育てを通して教えてもらった、たくさんの大切なことを社会に還元する。そんな生き方を実践できたらいいなと思っています。

もちろん、どう生きるか?どう働くか?は個人の自由。お一人おひとり色んな考え方や事情があるもの。諸々の理由でそんな働き方をするのが難しい場合だって多いと思います。でも、だからこそ、私はこの生活を「できるときに、できることを、できるだけ」やっていきたい。どこまで行けるかはわからないけれど、とにかくやれることをやってみよう。そんな気持ちをいつも大切にし続けたいな、と思います。

あなたはどんな働き方(=どんな生き方)を目指したいですか?

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