見出し画像

#1【58歳女子 ロンドン留学への道①】~ただいまロンバケ中~

人生のうち、一度でいいから外国に住んでみたい!
この夢を、いま叶えることにしました。
昨年末に長らく務めた仕事をやめ、秋になったら必ず働くと心に誓い、ロングバケーション(この言葉が好き)に突入。
人生はご縁とタイミングでできている!ちょっと寄り道してもいいんじゃない?
働いていたら絶対できなかったことをやってみるシリーズの第一弾。
2024年春、ついに2か月間のロンドン留学へ!

学校にお金も払ったし、航空券も取ったし、残るは体調管理と持ち物チェックと英語の勉強くらいか?
と思いつつ振り返れば、ここまで短くも長い道のりでした。
出発までの珍道中を綴ります。


留学を思い立った経緯


長年嗜んできた茶道の行事が6月にサンフランシスコで催されるとのことで、働いていないならぜひ参加したい!どうせ暇なんだし、せっかくなら前乗りして留学?なんてことしたらカッコよくない!?
という安易な流れで当初はサンフランシスコ留学を思い立ちました。それがやがて、なぜにサンフランシスコ?せっかく行くなら憧れのロンドンでしょう!?と心が舵を切り始め、結論としてロンドン留学を目指すに至りました。

相談する人がいない


留学。高校生や大学生ならわかります。だけど大人の留学。しかも58歳って・・・。
長く働いていればなんとなく相談する人がいます。これはAさんに聞いてみよう、こういうことはBさんが得意なはず、というように、昭和世代の私は何ごとも人に相談して乗りきってきました。それが、「私、こんどロンドンに留学しようと思うんですよねー、どう思います?」って、こんなノー天気な質問は誰にもできず、ましてや諸々が大変な昨今、「へえ~優雅ね」とか言われたら返す言葉もない・・・どうにも聞けない、ではどうしよう?
ネットや本で留学体験記を読みまくるも、やはり生身の人間に聞くことができない状況はどうにも悶々とするのでした。

情報は足で稼ぐ


といってもじっとしていては何も始まらない。動かなければ!
ということで、留学のキーワードで思い浮かんだのは「留学ジャーナル」という雑誌でした(世代です)。
初めて留学を思いついたのはお正月明け。ネットで1月13日に留学ジャーナルの留学説明会があると知り、勇んで参加してみました。
当日の参加者は3名。若者2人とわたくし。受付で「お母さまですか」と聞かれビビったものの、これが間違いなく私の最初の一歩でした。ミニカウンセリングの時間もあり、おずおずと相談すると、学校や滞在方法など具体的なアドバイスがもらえました。
留学企画は一気に現実味を帯び、その後、留学エージェント荒らし!くらいの勢いで、おばさんは数々の留学エージェントの戸を叩くのでした。

留学エージェントって?

留学エージェントとは、希望を聞いてくれて、ふさわしい学校を選んだり手続きを代行してくれたり、留学のほぼ全てをコーディネートしてくれる会社です。
当初はサンフランシスコ留学を考えていたので、ネット検索で「留学、サンフランシスコ」と入れてみました。すると勝手に5社くらいを選んで資料を送ってくれる、という親切なサイトがあり(しかもたくさんある)、申し込んでみました。瞬時に電話をかけてくる会社も多数。未だに音声通話が最強の営業ツールなのかと思うと昭和世代はちょっと嬉しい。電話の主は若者で、若者と「いま電話に出られているのはお母さまですか?」「お母さまではありません」なんてやり取りをかわしたり。
実際足を運んでわかったのは、留学エージェントの第一線にいるのは若い人たち。だって留学するのは主に若い人たちですから。ここの営業の方々(カウンセラーって名刺に書いてあった)、キラキラしています。まぶしいくらい。言葉も流暢だけど、皆さん見た目がお美しい。そして全員が留学経験者(とのこと)。おそらくここのお姉さんに憧れて留学する気になる女の子もいるのでは。さらにどこのオフィスも今風でおしゃれ。留学って商売なのね。そりゃイメージ戦略が重要ですわよね。

留学とは高額なお買い物


高校生や大学生の教育、若者のキャリアアップといった将来への投資とは一線を画す大人の留学。それは趣味であり娯楽の域に入ります。
このお買い物、なかなか思い切りが必要です。その理由は以下の二つです。

①    知らない体験を妄想で買う
②    知らない人から買う

行ったことのない場所の景色を想像し、そこで生活している自分を想像する。何回も何回もやりなおすけれど、本当はどうなるのかはわからない。ハッピーなのかアンハッピーなのか、え?どうなるの??妄想はエンドレスに続きます。品物もカタログも見ずにエイッと購入を決めるしかありません。
ここでいう購入とは、留学エージェントとの契約。学校や宿泊など諸々を含めた留学パッケージを購入するのですが、結構ないいお値段です。

キラキラした若者の営業トークは素晴らしいのだけれど、本当なのかしら?という思いもどうしてもよぎります。
この担当者、オーストラリア留学の経験はあってもサンフランシスコは行ったことないよね?と思うけれど見てきたようにサンフランシスコを語る。多分、同様にほかの国についても語れると思う。だけど・・・。

信頼関係のない人の話をいくら聞いても、決断する決め手はなかなか見つかりません。自分のことをよく知っている人に「あなたにはこれがおすすめよ!」なんて言ってもらえたらどんなにラクでしょう。
だけどどこかで決断しなければ。

留学先をロンドンに切り替えたのが2月半ば。さらに色々調べ尽くした結果、最終的に決めたのはイギリス現地のおばさんカウンセラーのエージェントでした。信用第一の姿勢が昭和世代には刺さったというか。決め手は、「本日、学校を下見してまいりました。学生寮までの道順も歩いて確認し、寮の様子も見てきました」というメール。お客のために体を張るプロ根性に感服したのでした。

準備はつづく

留学を決めたものの、詰めなければならないことはたくさんあります。
留学期間、学校はどこにするか?ステイはどうする?ホームステイ?学生寮?アパート?などなど。かかる金額も大きくかわってきます。
そしてそれらが一段落すると、たちまち心配になってくるのが英語力です。

出発は4月6日。
カウントダウンの日々は続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?