ラグビー観戦初級者向けの観戦入門

ラグビーワールドカップ開幕まで3週間です。

サッカー観戦はあるが、ラグビー観戦はない又は少ない人向けにラグビー観戦とサッカー観戦の違いを参考にしたラグビー観戦入門を簡単にご案内します。どちらが良い悪いではありません。
ラグビーは、サッカーから派生したといわれていますので似ていることも多いのです。

スタジアム
・サッカーと同様、基本的にスタジアムはフットボール専用ですが、ワールドカップ開幕戦の東京スタジアムや決勝戦が行われ横浜スタジアムは何故か陸上トラックがあります(残念)。
・グランドの広さはサッカーとほぼ同じ。
・サッカーの座席にはホーム・アウェイがあるが、ラグビーはメイン・バックの区別しかない。そのため隣の座席の人が相手チームを応援することがよくある。しかし、隣の人とトラブルが起きることはない。
・サッカーでは熱狂的な人はゴール裏で応援するが、ラグビーではゴール裏には行かない。(とにかく見えないので)

観客、ファン、サポーター
・サッカーの野次は激しいものがあるが、ラグビーの野次はユーモアがある。例えば、サッカーで絶好の得点機で失敗したら「××(選手の名前)下手くそ、やめちまえ!」、ラグビーでつまらない試合の時にあったのは「××(大学名)寒いぞ!、俺たちを熱くさせろ!」(客席がわきました)
・サッカーと違ってラグビーは試合中にブーイングが起こらないし、終了しても起こらない。
・ラグビーには関東の赤いチームや関西の青いチームのような過激なサポーターがいない。
・世界的にもラグビー場にはフーリガンがいない。

応援スタイル
・基本的に座って応援する。ただし応援しているチームのトライチャンスには立ち上がることがある。
・応援団体がいなく、応援を強要しない。敵味方関係なくプレーには自然と拍手と歓声が起こる。
・サッカーではPKやFKを蹴るときに集中力を削ぐようなブーイングや太鼓で騒ぐが、ラグビーはゴールキックやペナルティキックを蹴る直前には無音の時間があり、静寂を保つ。

審判は演出者
・反則があっても、反則された側に有利になっていると、審判はアドバンテージを取りそのプレーが終わるまで反則を取らない。反則した側が有利になると、反則した地点に戻り反則された側のボールからプレー再開
・審判は試合の進行役でもあり、反則にならないように選手に声をかける。

初心者が見るポイント
・ボールの争奪戦。基本的にラグビーはボールの奪い合い。
・スクラムではどちらが押したか。
・ラインアウトではサインプレーを交えた空中でのボールの取り合い。
・バックス(9番から15番の選手)がボールを持って走り、相手にタックルされ倒されたら、フォワード(1番から8番の選手)が集まりボールの争奪戦が始まる。
・ゴール前での肉弾戦。
・バックスの選手のスピード。

ちょっと慣れた人の通な見方
・10,12,13番の選手のフォーメーション
・6,7,8,9番の選手の運動量
・10,15番の選手のキック
・アッと驚くサインプレー
まあその他にもありますが、難しそうに見てても実はシンプルなスポーツで、基本は陣取り合戦。

ラグビーを会社に例えると
ラグビーを会社に例えると、フォワードが製造部門、バックスが営業部門、といわれることがあります。
製造部門であるフォワードが良い商品をつくり(攻撃しやすいボールを出す)、営業部門であるバックスが販売する(得点を取る)。

まあ、とにかく「一生に一度」がもうすぐ始まります。

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