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歌集「遠くで笑う」 笹塚心琴さん



笹塚心琴さんの
新歌集「遠くで笑う」・新詩集「溢れる」を
拝読しました。


今年の夏、句集を謹呈した御礼にと、
先日、お贈りいただきました。




歌集「遠くで笑う」
全285首
A5版 33ページ

詩集「溢れる」
全28篇
A5版 36ページ

こちらの2冊を含む新刊3冊は、
11月25日(日)開催の
文学フリマ東京にもご出品されるそうです。




笹塚さんの作品集、拝読するたびに
そのテンポの良さ、疾走感に驚かされます。

よどみなく流れる川のようにきらきらと。

とどまることを良しとせず、先へ先へ、
そうした印象を強く感じました。


歌集「遠くで笑う」から、
個人的に特に印象にのこった短歌を5首
挙げさせていただきます。

歌集「遠くで笑う」より

アルバムのどこにも載ってない君の笑顔が空に焼き付いている

ただひとり心に決めた人がいてこれ以上何を望むのだろう

飲みかけのコーラをそっと差し出したそれが私の精一杯だ

アンテナを立ててみたけど一向にあなたを受信できそうにない

リゾットを食べたことない君のためチーズと想いをコトコト煮込む


笹塚さん、ありがとうございました✨
そして、ご結婚記念日おめでとうございます✨

kusabue

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