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手抜き介護 84 介護認定調査

母が要介護1の認定を受けてから1年経ち、次の認定調査の時期を迎えた。昔祖母の介護調査の時に、「おばあちゃんは何でも出来ると答えるから、要支援どまりで困る」と言っていたっけ。実際祖母は100歳近くなっても階段を昇れるくらい、畑で鍛えた足腰が丈夫だった。

母も、自分で着替えが出来るか、用を足せるか、電子レンジは使えるかなどの項目のほとんどが「出来る」になる。もちろん着替えに時間はかかるし、トイレに間に合わないこともあるし、レンジに入れたものを取りに行くのは父だったりするが、不可ではない。

要介護は、ベースに認知症の傾向が含まれるのだけれど、補聴器をつけて調査員に向き合い集中すれば、トンチンカンな答えもあまり出てこない。やるな、母。「去年は全介助になっていますが、今は違うんですね」と調査員が言う。確かに退院したての頃は、椅子に座るのにも介助が必要だった。今は背もたれを使わずに、調査員と向き合っている。

この現状が要支援と判断されればまあ止む無しだけど、幻覚や妄想も言っておいた方が良いだろうと私から付け加えた。でも「ここひと月以内」が重要らしい。気候が良くなってきて、最近は幻覚もあまりないという。なるほどー。また介護サービスの見直しが必要になるのかもしれないなあ。

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