連日30度を超える猛暑で、私は汗だくなのだけど、父は全く平気な様子だ。何と今でもももひきなんか穿いている。ガリガリに痩せていてあまり動かないから、このくらいがむしろ快適なのかもしれない。私が扇風機をつけていると、「風、要らんだろ」という。いや、要るだろ。

そしてもっと驚く（あきれる）ことに、父は着替えない。汗をかかないから、着替えなくて良いと思っているフシがある。お風呂上がりに、さっきぬいだ靴下を穿いてきたときには気が遠くなった。

「お洗濯するから着替えて」と言ったら最初は着替えてくれたのに、今はもう無視されることの方が多い。だからパジャマを脱いだ瞬間に洗濯機に放り込んだり、次に穿こうとしている下着を黙って新しいのと取り換えておいたりする。私はツナギでここにいるだけだから良いけど、妻（母）はどうしているんだろう。