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非定型骨折の話 ⑭Wi-Fi難民

「非定型骨折の話」は、駅に近い公共施設で書いている。Free WiFiが使えるところを求めて、連日場所を変えるWiFi難民だ。今回「非定型骨折」という言葉を初めて知り、検索してもあまり多くの情報が得られなかったので、実体験をメモしておこうと思った。まだ現在進行形で、この先母が歩けるようになって帰宅するのか、車いすで施設に入るのかなど全く不透明。

2度の手術を担当してくれた若い執刀医は、4月1日付で異動になった。次の医療機関で、同じような高齢者の非定型骨折に出合ったら、きっとウチの件(骨折予防に芯棒を入れたが、退院後ひと月もしないで付近を骨折した)も参考に診断を下すのだろう。最初の手術がどのくらい有効だったのかよく分からないが、その医師は熱心に誠実に対応してくれた。

転院先は、大腿骨骨折の場合術後最大90日まで、とサイトに載っている。午前、午後ともリハビリの時間があるから、何とか歩行器で歩けるくらいに機能回復してくれたら、と願う。

そこでの生活が落ち着いてペースも安定したら、私も一度家に帰るつもり。持ってきた2,3枚のカットソーと楽なパンツのローテーションで連日過ごしていたら、まぶし過ぎる春の陽気に気分が荒んできた。明るいセットアップなど手に入れるため、ショッピングにでも出かけたい。

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