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室蘭に家を買う ⑧終 ひと目惚れ

今まで住宅情報サイトを見ながら、物件が小学校のすぐ前だったり、線路の脇だったりということで止めたこともあった。子どもたちの通学路は車の出し入れが気になるし、線路脇はさすがにうるさそう。そんな風に候補から消したところを、また洗い出してみることにする。

すると1軒、感触の良い家が浮かび上がってきた。前に見た時は、大きな幹線道路沿いなことが気になったところだ。「閑静な住宅街」というイメージで探していたので消したのだけど、考え方によってはバス停が近く案外住み良いかも。

夫にURLを添付すると、気に入った様子の返事が来た。早速、業者にアポのメールを入れる。せっかくの室蘭入り、1件でも予定があれば、遠方からやってくるカッコもつきそう。が、翌日になっても返信がない。調べてみると、会社がちょうど休日のようだった。

室蘭に着いた翌日、つまり見学希望日の朝、やっと電話が来て、建物が内見できることになった。焦って探しているわけではないけれど、ここまでの紆余曲折を考えたら、即決もアリと私も夫も思っていた。

ネットに掲載されていたのは、写真ではなくパースで、実物は建築中だった。真新しい木のにおいが心地良く、二人ともすぐ気に入って、その場で購入を決めた。翌月、無事に契約を交わし、あとは完成と引き渡しを待つのみ。というわけで、探し始めて3か月。無事、室蘭に家を買った。室蘭の皆さん、これからよろしくお願いします。


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