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手抜き介護 91 マスク増殖中

マスク着用は自分の意志で、になってからずいぶん経つけど、私も両親も出かけるときは欠かせない。スーパーでも、ほとんどの人がしている。でもコロナ禍では鳴りを潜めていた「ぶえーくしょーん!!」という盛大なくしゃみがまた聞こえるようになってきて、それはちょっと気になる。

父も母も、マスクを1度使ったくらいでは捨てられないので、その辺に広げた状態でいくつも転がっている。「日光消毒」しているという。でもヘルパーさんが来た時に格好悪いので、洗濯物干しにぶら下げることになった。それも十分格好悪いけどね。

2人は大きさが違うのを使っているから自分のが分からなくなることはないが、マスク同士がくっついて気持ち悪いと母が言う。そして協議の結果、リビングの日当たりの良い窓辺は母専用、2階のサッシが父の場所ということで落ち着いた。

でも、どちらも出かける間際に玄関で「あ、マスク!」と思い出すことが多い。母は後戻りに時間がかかるし、父は2階に上がるのが面倒くさくて新しいのを持っていくことになる。そして1回だけの使用済みが、どんどん増えていく。気持ちは分からないじゃないけど、あれ、結果的にはマスクの中に部屋のほこりを集めて、口に当ててることになるんじゃないのかな。それをわざわざ集中的に吸うって、体にどうなんだ?

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