父の食事は相変わらずベジファーストなのだけど、母はだんだん欲求の赴くままになってきた。菓子パンだけとかビスケットと牛乳とか、ちょっと前なら考えられない。もしそんな人が目の前にいたら、きっとすごい勢いで咎めただろう。

コロナはほとんど治まったが、咳が少し残っているので、今日はにんにくを効かせてラーメンを作ってみた。前に家事ヤロウで和田明日香さんが紹介していた、豚肉とモヤシだけのお手軽な味噌ラーメンだ。父は日本男児だから（？）麺とかパンとかは嫌いなのだけど、たまになら付き合ってくれる。

焼き芋も美味しそうだったので、一つ買ってきた。でも先に見せると焼き芋が昼食になってしまうから、まずは出来上がったラーメンを目の前に出して、お箸を添える。食べ始めたあたりで「おやつに買ってきた」と焼き芋を出したら、やはり手が止まった。

父に包丁を持ってきてもらって、端を少し切って口に運ぶ。「おいしい」と呟いて、またラーメンに戻った。野菜もお肉も摂れて良かった。これ、子どもたちにママが考える手法だよね。「お菓子は後でね。ご飯を食べてから」という感じで。