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室蘭に家を買う ⑤ウッドショックの行方

近年のウッドショックや半導体不足が、これから家を建てるにあたってどのくらい影響するものなのかは、とても気になっていた。材料費の値上がりは覚悟の上だけれど、建築資材が届かず作業が中止、なんてことだけは避けたい。それでなくても私たちは、土地勘もなく遠方からの打ち合わせというハンデがある。

今契約したら、どのくらいで完成する見通しになるのか、まずは現場の話を聞いてみないと。A、B、Cの3社から説明を受ければ、大体の感触は分かるだろう。場合によっては、注文住宅は諦めた方が良いかもしれない。土地そのものの環境はもちろん重要だけれど、担当者との信頼関係はそれ以上に優先される。相性が良さそうな会社なら、土地ではなく持ち物件を紹介してもらう手もある。

室蘭入りを10日後に控えたある日、久しぶりに中古住宅を検索していたら、私たちの希望にかなり近いものを見つけた。住所が想定より少し遠く、2000年築である以外は、ほとんど条件通り。土地の広さや建坪を考えると3000万くらいでも良さそうだけれど、1980万という格安価格だった。思わず大島てるさんの事故物件サイトを確かめた。

夫に連絡したら、きっと気に入るだろう。でもこれをきっかけに、土地から探すのは止めようと言いだすかもしれない。初めての街、付き合いのない工務店、今の社会情勢、どれをとってもリスクが大き過ぎる。


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