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「不便」の自慢!

さて、こんな騒ぎになってしまって、しばらく行けていない吉野町。
行けないとなると、恋しいような気持ちになるものです。
そこで思い出した話。今となっては、実はそこに真髄があるのかも、と思う今日この頃・・・。

田舎へ来たら不便なのはわかってます・・・

吉野町で会うたびに「こんなところへ来て、不便でしょう?!」と必ず言ってくるおじさんが居ます。
不便が自慢なのか?と思いながら、毎回お決まり問答をすることになります。忘れているわけではないのでしょうけれど、私の顔を見ると、どうしても言いたくなるらしいのです。

買い物が不便、交通が不便、外食するところが少なくて不便、都市銀行のATMが無くて不便、夜は外灯が少ないから暗くて不便、。。。 挙げたら色々「不便」と書けるネタはありますね、確かに。
でも、外から来る人が不便と感じるかどうかは、捉え方の問題でその度合いには差があるように思います。第一、そもそも不便でそれが嫌と思う人は来ないですよ、おじさん(笑)ってことで・・・。

それに、結構便利なこともあります。
試しにAmazonで商品を頼んでみたら、ちゃんと次の日に届きましたし、コンビニがあるので現金も下ろせます。無印もニトリもユニクロもありませんが、考えてみたらそれらはネットで購入できますし、現在の状況は都市に住んでいても同じなのでは?ですよね。

日常の買い物は確かに不便かもしれません。近くにスーパーはありますが、夕方行くと、惣菜の類は売り切れていること多し!でも、案外割引になったお刺身が美味しかったりもする。
車で15分も走れば、大きなスーパーがありますが、車が無ければほぼ足はありません。タイム○カーシェアも、一般のレンタカー屋もありません。
というわけで、いつも車で行く私は別として、電車で遠くから来てくれる人のためにも、シェアカーは設置して欲しいと思っています。

さらにもっと言えば、NTTさんの光回線対象外地区。関西電力系の光回線も非対応。地元のケーブルTVの回線しか選択肢がないという状況。下水道も一部にしか完備されていません。

まあ、確かに様々、不便といえば不便。でもわかっておりますよ、それは。

人が少ないことは豊かにつながる

人が少ないから、インフラが整わない。でも、ちゃんと暮らせているではありませんか。不便を自慢していたおじさんも、今は密集しないことが、何より豊かな生活をもたらすことを実感しているのではないでしょうか。

この自慢すべき田舎の生活を、こどもにも大人にも楽しんでもらえる仕組みを現在策略中です。豊かな森で癒される時間を、この騒ぎに疲れた人たちと共有できる日を妄想しながら、次に繋げて行きます!

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