見出し画像

空き家を借りました!vol.1

空き家はあるのに借りられない という記事を書いてから、半年。
ついに先月、貸していただける方に出会い、入居させていただきました!

空き家バンクに登録してみたものの・・・

吉野町に通い始めて丁度2年が経ちました。通い始めてすぐの頃に、とりあえず地域の「空き家バンク」に登録して情報をいただき、当時興味を持った物件を3件ほど見せていただきましたが、決定には至らず・・・。

そのままでは使えないキッチン。ハダカのまま一度外に出ないと入れないお風呂、等々。自由に改装してOK、と言われても、どのくらい住むかわからないのに、賃貸物件にお金を掛けるのは躊躇する。もちろん、購入するまでの気持ちも余裕も無い。拠点のひとつとして考えたら、なかなかピッタリの物件は無いもの、です。

ましてや、まだ地域のことをよく知らない。同じ町内でも、地区によって空気感が違うようだし・・・。というわけで、一旦空き家探しは休止して、様々なイベントに参加したり、お手伝いをしたり、同じように通ってくる人たちと交流したり、といった時間を1年ほど過ごしながら、地域のことを知り、そして地元の人達とのつながりを増やしていきました。

気になる1軒は立派な名士の生家

数ある空き家の中で1軒。とても大きくて地元の人が誇りにできる(のに、あまり知られていない)近代偉人の生家、なる空き家のことを知りました。5年ほど前まで、そこは子供のための図書館として利用されていたそうですが、残念ながら「耐震性が不足して危険」との指摘を受けて、閉館されてしまったそうです。実はその存在は通い始めた頃に情報を得て、なぜか私はその話を聞いた時からずっと気になっていました。

あるきっかけで、気になっていたその物件を見せていただけることになり、案内頂いた方とお話するうちに、「是非この建物の活用方法を提案させていただきたい!私自身が管理人になります!ここに住まわせてください!」と、大胆にも初めて会ったその方にその場で申し出てしまったのです。我ながら驚きの行動でした(汗

案内いただいたその方は、ニコニコと聞いて下さり、「私としても、建物の活用ができたら、と思っていたので嬉しいのですが、問題は耐震性のことなので」と保留になりました。その建物は法人所有のものであり、後日理事長さんにお伺いを立てていただいたのですが、やはり耐震性の問題で責任を負えないので、と丁重にご辞退のお言葉をいただきました。

そこで引き下がれなかった私は、またふとその場で新たなご提案。
「私は建築士で”既存住宅状況調査技術者”の資格も持っています。この建物の調査をさせて頂けませんか?」と。正直、苦肉の策っぽい(?)提案でしたが、後日そのアプローチを理事長さんにも受け入れていただき、めでたく調査をさせていただけることになったのです。

近くに貸していただける空き家はありませんか~?

調査可能のお話を頂いてすぐに、今度は近くで借りられそうな空き家探しを本気で始めました。とは言え、その近所に知り合いはただ一人。。。

ということで、この話はVol.2につづく・・・のでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?