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6月8日、松田聖子のコンサートに遭遇

仕事で「さいたまアリーナ」に行った帰り、辺りはすごいことになっていた。老若男女入り混じり大河の流れのようにアリーナの入口へ。

ここでイベントがあるときは、集まる人の年齢格好はだいたい似ている。フランス人形みたいな若い女性の群れとか、キャピキャピの若者集団とか。

今日は違う。おじいさん、おばあさんから若者、子どもぐらいの年齢の子まで。何のイベントだろう。メガホン片手に誘導している男性に訊いた、

「松田聖子さんのコンサートです」

わー、それで!松田聖子は今やあらゆる年齢層を惹きつける大スターなのだ。そんじょそこらのアイドルではない。

わたしの青春時代から、母親になったころまで、ずっと松田聖子はスターだった。

その後、結婚をめぐり、週刊誌の話題となり、石を投げられた頃も。わたしは特にファンというわけではなかった。だが、「赤いスイトピー」の美しい歌声は今でも覚えている。「聖子ちゃんカット」も流行ったっけ。

あれから数十年、今もスターでいる彼女を尊敬する。どの世界でも「継続は力なり」だ。継続することは並大抵のことではない。時代の変化、体力の衰え、個人的なつまずき、人生にはいろいろある。ぶりっ子といわれ、母親失格といわれ、彼女の人生は大変だったに違いない。

前もって知っていたら券を買ったのに。もう一度、赤いスイトピーを聞きたかったのに。

今や、女性が離婚歴あり、とか子持、といって差別される時代ではない。そう信じたい。実態はどうあれ、概念だけでも。

松田聖子さん、いつまでもエネルギッシュに輝いていてください。わたしもまだがんばります。輝いてはいないけど。

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