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【映画レビュー】師は視座が違うから師である-ベストキッド-

この映画の見どころはなんと言っても、ジャージを何度も何度も掛け直させるところ。

マンションの管理人ハン(ジャッキー・チェン)は、弟子入りした少年ドレ(ジェイデン・スミス)※ウィルスミスの実の息子である

が、弟子入りしたその日から、ずーっとジャージを何度も何度も掛け直させた。

ジャージを拾って枝にかけて、着て、脱いで、床に落として、また拾って、枝にかけて。。これを永遠とやらせる。


すると、普段床にジャージを落としちゃうのが癖だった少年ドレが家でもちゃんと服をかけられるようになったのだ。

まずこれでお母さんとしては、「いい子になってる・・・」となる。

しかし、それが本質的な狙いではなかった!


そのジャージを拾って枝にかけて、着て、脱いで、床に落として、また拾って、枝にかけてという動き自体がカンフーと繋がっていた!!


ちゃんと意味あったんやーーっ!!
もうちょっと言われたこと信じて、ちゃんとジャージかけたり着たりしてたらよかったーーー!!!となるのだ。


師は視座が違うから師である


だいたい師と言われる人は、一個一個これはなんのためにやるのか?
とかを教えてはくれない。

なぜか?

師の中では、もう完全に線で繋がって見えているから。

意地悪で、これが何に繋がっているのか?を言わないのではなく、
まず、ナチュラルに何も考えず、力が入ってない状態でジャージをかけたり着たりする動きが大事だったから、言わなかったのだ。


これを逆に、このジャージをかけたり着たりする動きがカンフーに繋がってるんだよーってずっと言われ続け、説明されていたらどうなっていただろう?

おそらくカンフーを意識しすぎて、力が入り、変な癖がついてしまっただろう。

師はあくまで、
①ジャージを拾って、
②かけて、
③着て、
④脱いで、
⑤床に落として


これだけしか指示しないで、それをやらせた。
少年ドレも信じてそれをやった。
それが見事に活きてくる時は痛快だ♪
ぜひ見てほしい映画だ。


僕も今仕事においてアドバイスをする立場になる時があるが、
みなまで説明してしまいそうになる時がある。
でもそれが良くない時ってあるなぁ〜と感じる。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
by山本五十六

この言葉にもあるように、自分で動いてハッと気づいた時が、一番財産になるもんだから。

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