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20歳、ターニングポイント〜後編〜

中野祐治さんに初めて会ったのは、スタバだった。
20歳の僕は、実業家と聞いたらお金が溢れるほどある人だと思っていた。

「俺はもう買ってるから、買ってきて♪」

・・・あっ買ってくれるわけではないんだ。。笑

僕が時間をとって欲しいとお願いした身なのに、僕はスタバのコーヒーを買ってくれると思っていたのだ。
今思えば、どこの馬の骨かわからないやつに、奢る方がどうかしてる。
そんなことさえも僕はわかっていなかった。

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これが当時の僕の風貌だ。ますますどこの馬の骨かわからない。笑
チャラい。


※お金を持ってるなら、もっと椿屋珈琲店とかもっとコーヒー1杯1000円かかるようなところじゃないんだ。。とは思わなかったのかって?
僕の目にはスタバでもかなり高貴な存在に当時は映っていたので、そんなことは思わなかったです。。


とにかく、

コーヒーを買ってくれると思ってたことだけは覚えている。
買ってくれなかったことがショックだったから。笑


自分でコーヒーを買い戻ると、とても気さくに話してくれた。


「もし自由な時間とお金があったら何がしたいの?」

こう問われた。

僕は芸人魂に火がつき、(何か人とは違うことを言わなければ・・・)という気持ちがあったのと同時に、大真面目にこう答えた。

『飽きるほど、ボウリングがしたいですね』


おそらく、「もし自由な時間とお金があったら何がしたいの?」と聞かれて
『ボウリング』と答えた人は未だかつていないだろう。

中野さんも笑ってくれた。そのすぐあと

「そしたらボウリング場を自分の家の地下につくったらええやん」

・・・え?

『ほぉ〜!!ん〜つくったら、、逆にやらなくなりそうですね〜!えへへ』

と返した。


ボウリング場を自分の家の地下につくる。


なんていう提案だ。。と思った。

ぶっ飛んでいる。


その言葉はその日のお風呂でも頭の中で回想していた。

あの返し(提案)がすぐにできるって、その発想ってなぜ出てくるんだろう。。


中野さんがいくら稼いでるか?は通帳も見てないし、(⇦見せてくれるわけない。笑)
その頃本も出してないのでわからなかった。

しかしボウリング場を自分の家の地下につくったらええやんという発想を聞いて、僕の中で、1つの仮説ができた。

ボウリング場を家の地下につくっているような大富豪が中野さんの周りにはたくさんいる説。


これは、、この縁は絶対に無駄にしてはならない。
と思い、メールを送った。

「今日は本当にありがとうございました。
教養のある深みのあるタモリさんのような人間になりたいと思っています。
これから僕は何をしたらいいと思いますか?」

『この本読んだらいいと思うよ♪』『この映画見たらいいと思うよ♪』
『この人に会ったらいいと思うよ♪』

いろんな課題を与えてくれた。
その度に即実践して、即感想をメールで伝えた。この風貌なのに。

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中野さんがなぜ今の僕にこれを読んだ方がいいと言ったのか?
この映画を見た方がいい理由は何か?
想像しながら感想を書いた。

他にもすごい人に会うことはあった。
しかし、会っても会っただけで、何も始まらないことだらけだった。

中野さんは違った。
次から次へと話題がメールで展開していった。


ある日、「なんで僕にそんなに与えれくれるんですか?」と聞いてみた。


『自分アドバイスしたらちゃんとやるやん。俺は言ってることより、やってること見るから』


やっててよかった〜〜〜〜〜!!!!!

心の底から思った。

中野祐治さんとの縁を紡いだ結果、アドバイスを実行した結果、

今がある。


そんな中野さんに会ったのが14年前、当時の中野さんの年齢に僕がなった。

事業規模も当時の中野さんと同じくらいになった。


ずっと中野さんに気を遣われず、アドバイスを全うしてきた自負がある。
今でも最前線で活躍してる姿に頭が上がらない。

いつもありがとうございます。


今僕は、自分の志事を通していろんな人のターニングポイントになりたいと思っている。

当時の「中野祐治」に追いつけているだろうか?


さぁ今日もやり切ります!


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