見出し画像

画像生成AIを使って、自分の写真に人物を合成するのが楽しい。

写真を撮る人には共感していただけると思うのですが撮っては見たものの「面白い風景だけどそれだけだと写真としては物足りないなあ」という経験は無いでしょうか?

先日AdobeMAXで様々なセミナーを受講した際、
ふと「写真にAdobe Fireflyでキャラ合成できるのでは?」と思いつき、試したら思いがけずうまく行き、元々写真イラスト合成作品が好きなのあってハマってしまったので
簡単にやり方をシェアしてみようかと思います。

写真を現像

まずLightroomClassicで写真をセレクトして現像する。
路地裏っぽいのが良かったのでこちら。大阪ミナミです。

現像した写真

色等はお好みで。路地裏イメージでオレンジに寄せました。
個人的には明瞭度高めでザラッとしてるのが好きなんですが、イラストと合わないので、ややぼかし目にしてます。
AIノイズ除去100でかけるとなんとなく馴染む気がしているが気の所為かもしれない。

人物を配置

上記写真をPhotoshopに渡します。
人物を起きたいところを囲って、「生成塗りつぶし」でプロンプトは「日本人 女性」とかでいいです。
Adobe Fireflyは風景の拡張とかはめちゃくちゃ賢いんですが人物とかはあまり強くなく、かなりキモいのが生まれがちなんですがレイアウトと割り切って適当にチョイスしましょう。
一応ライティングやパースなども元の画像を判断材料にしてくれますので何度かトライすればパースに乗ります。(地味に凄い)
デザインや服装は思いがけないものができるのを面白がるぐらいが良いです。

生成された人物、ややキメラ感ある

切り出し&イラスト化

コレをPhotoshopの「被写体を選択」で抜きます。(とてつもない制度!)
で白バックにして切り出して出力してノベルAIに持っていきます。
で良いのをいくつか合成したりしてレタッチします。

素出し
合成レタッチ

コレをもう一回novelAIにかけます


再出力

再合成&撮影処理

再出力したものをPhotoshopに戻し、上述と同様に被写体選択で再度白を抜き、
色味をCamera RAWフィルターで合わせます。
AI絵で気になるところはレタッチしていきます。
あとはノイズ入れたり照り返しっぽいレイヤーを入れたり影を足したり撮影処理もかまして少しなじませます。
キャラおいて気になるようならトリミングも調整。
せっかくAIなのと、まだ手探りなので、あまり手をかけずサクッと終わらせるのを心がけてます。

完成

狙ったわけではないですが、路地裏と対象的な、白ワンピースの危うげなキャラという絵になりました。
よく見るとちょっと顔の影色飛ばしすぎちゃったかもしれませんね。
キャラの落影も足してます。

良いところ

まず写真とイラストっていう自分の好きな趣味を両方活かせるという点。
また生成AIだけだと思った絵に持っていくのにプロンプトこねくり回して苦労する印象ですが、この方法だと自分の写真がベースにあるので、思うようにならないのも「お、そうきたか」と楽しめます。
また冒頭にも書きましたが「なんか物足りない写真」の供養にもなる点も面白いですね。

他作品

めちゃくちゃ作るのは楽しいのですが、欠点があって
写真とイラストの合成、しかも生成AIのとなると
「写真がメインの作品」と判断されると面倒なのでpixivにもおけない、とはいえ写真SNSにもおけない、AIイラストSNSにも置けなくて、Xでポストするくらいしか発表場所がない。
というわけでここで発表させてください。
(写真は全て自分が撮影したものです)

夜の歩道橋。レトロコンデジっぽい感じを目指しました。
AIノイズ除去してからRAWフィルターで再度ノイズ載せてみましたが馴染んだかどうかは不明。
好感度の夜写真になじませるのが難しいですね
ちょっとパース乗らなかったですね。向かいのホームにメガネっ娘居ます。
アールデコ建築に合うデザインにするのに苦労した一枚
帽子が何故か麦わら帽子だったので調整。カメラも溶けそうだったので画像生成前に実写合成しました。
フェンスの重なりが面白くて作った一枚。
元居た人物はAIで消してます。水面の反射がめんどくさくて後悔した。
ちょっとノイズ入れすぎましたね。
スケール感をバグらせて見ると面白いのではないかと作ってみた一枚。椅子のクミが面倒だった。ディスプレーからの青の照り返しを軽くいれてます。
うまく行ってハマるきっかけになった一枚。キャラにかかった木漏れ日は自分でマスク描いて合成してます。
最初にテストしてみたプロトタイプ作品

楽しすぎて「合成する写真がなくなってきてるので撮りに行かねば」という謎の逆転現象が起こってますがw
みなさんもご興味あれば是非是非やってみてください。

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