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ガレージキット 女戦士A 完成写真

キット名:ガレージキット 女戦士A
ディーラー:グリズリーパンダ 様
製作期間:2023年4月24日~2023年5月12日

2022年2月にboothで購入したガレージキットになります。
グリパンさんオリジナルの練習用ガレージキットという事で、特に原作の無いキャラなら自分の好きなように塗ってみよう!という感じで作りました。ミリタリー×美少女モノが好きな自分なりの作品になったのではと思います。

今回のテーマとしては現代の陸戦。
甲冑というと中世のイメージでレトロな物ですが、そこに現代のモダンな塗装を施してみようというのが始まり。で、甲冑=装甲=Panzer=戦車という連想で現代戦車、それもヨーロッパの現代戦車(具体的にはレオパルト2)というところからNATO迷彩で塗ってみることにしました。

武器はキットではメイスなのですが、現代最強の近接武器といえばスコップ!ということで置き換えてみました。
3DCADで設計→3Dプリンタで出力→表面処理、塗装して仕上げています。
元々のメイスの持ち手部分はほぼそのままで差し込みで繋ぐ形になっています。

甲冑には全体的にウェザリングも施したので、綺麗な台座にそのまま置くのも味気ないと思ったので簡単なジオラマ風ベースにしてみました。

胸と腰のパーツはセメダインの貼って剥がせる接着剤BBXで脱着式になっています。形状的に胸のは取れることは無いと思うけど腰のはちょっと保持が難しいかも。ちょっとべたべたしすぎた感じだったので手で少し表面触ってたのが原因かもですが。素直に両面テープでもよかったかも。

というわけで外した状態が↓になります。

肌パーツは胴体の1パーツでしたので、かなりドボンを繰り返して練習しまくりました。理想的な肌を目指してかなり試行錯誤したのですが、やはりマイナスエッジの処理が難しいですね。うっかりしてると塗料が垂れたりシャドウが濃くなったりするし…今後も練習が必要だな~。

肌はガイアのEX-10でコートしてますが、胸を中心にクリアを上掛けして部分的に光沢感を出しています。

一応下の局部にはモザイク。といってもこのキットのアソコは基本的にはスジって感じなのでそこまでいやらしくないですけどね。

甲冑の汚しに対して肌が綺麗で違和感があるかもですが、個人的にはこのギャップもアリかなと思ってます。

各部詳細に関して

木製台座のジオラマです。ジオラマって言うほどの物ではありませんが、甲冑のウェザリングで脚に泥汚れを付けたので、だったら地面は土が良いなと思って急遽用意しました。

セガワモデリングの遺跡の平原キットから作りました。キットの中にベースのスタイロフォームから粘土、土表現の素材や遺跡、草など色々パーツが入ってます。今回は木製台座の上に載せる&あまり大きくないので、ほとんどのパーツは使っていません。にしても土の地面感と草が良い感じで作ってて楽しいですね。

キットの取説通りだと大きすぎたので、台座の上にプラバンで枠を作ってそこにスタイロフォームを敷き、手順通りに粘土を盛りつけて乾く前にキットで足形付けたり石を配置したりして完成です。
乾くとスポンジケーキみたいに軽くてふわふわな感じになって面白い素材でした。こういうジオラマは初だったので楽しいですね。

スコップ。シャベルと呼ぶほうが良いのだろうか。
形状的にはレオパルト2の車載してあるものを参考にしました。というかタミヤのプラモの画像とかから勝手に想像して作ったので現物とは違う可能性大です。
まず先端部は金属感を出すために一度メタリック塗料のアイアンで塗装→厚めにクリア→グリーン→ヤスリで傷をつけてグリーンを剥ぎ、アイアン面を露出→ウェザリングで錆と土汚れを追加、となっています。
中々良い質感になったと個人的には思っています。

柄の部分は木製という事にしたかったので、これも初めての挑戦ですが木目調塗装をしてみました。
まず全体を白く塗装→ブラウンを線を引くように筆塗り→クリアオレンジやブラウンでコートして着色、という感じになります。クリアブラウンにクリアブラックを足す感じがちょうど良かったかも。実はもうちょっと白っぽい?薄い色合いにしたかったのですが、若干難しそうだったので濃さで誤魔化せるこちらの色合いになりました。

迷彩塗装。撮影しているときに気が付いたのですが左ひざアーマーのエッジの部分の塗装が剥げちゃってますね…見方によってはチッピングのように感じられるのかも?

塗料はガイアから出ているNATO迷彩色をそのまま使っています。

まずは黒ベースに全体をグリーンで塗装。ほぼベタ塗りですが気持ちエッジに黒が感じられるかな~ぐらいで塗ってたかな。

2色目にブラック。装甲が重なる部分で迷彩が繋がるようにしたかったので一度仮組→アウトラインを吹いて再度分解→一個ずつ塗るって感じでした。

塗分けはエアブラシの細吹きでフリーハンドでやってます。そのため迷彩のパターンや大きさは勘というかその場のノリみたいな感じですね。
予めマスキングする方法も検討しましたが、過去にやってあまり上手くいかなかったので頑張って細吹きしました。迷彩の境界が若干ファジーではありますがそこそこ均一な仕上がりになったので良かったと思います。

3色目にブラウン。ブラックと同じ要領で塗りました。
ちなみに腕や足の甲冑じゃないチェインメイルみたいな箇所も一緒に塗っています。戦車でも車体後部の金網の部分も迷彩が入っているので、同じような感じで迷彩が施された感じにしています。

クリアコートした状態で仮組。光沢感も悪くないかも?
折角の戦車用の迷彩をしたので、戦車らしくということでここから艶消しを吹いてウェザリングを施していきます。
ちなみにこのときのスコップは若干形状が気に食わなかったのでボツになったやつです。

今回ウェザリングには水性ウェザリングペイントというのを買ってみました。絵具みたいなチューブ状で、そのままピンポイントにちょっとずつ塗ったり、専用溶剤(水でも大丈夫みたいです)で溶いてから全体的に塗ったりといった感じですね。今回はウォッシュアンバーでウォッシング、ナチュラルラストでサビ表現、ファインダストでちょっとくすんだ感じにして、ミディアムマットで脚に泥汚れを追加、という風に使ってみました。

あんまり汚くし過ぎてもあれなので、濃くなりすぎないようにしてみました。現代戦車ですのでサビだらけというのも変かなと。

最後に肌塗装について。
忘備録的に手順を残しておきます。

使った塗料は①サフレスフレッシュピンク②クリアパープル③桃肌フレッシュの3つになります(あとクリア)。
今回はサフレスなのでまずプライマー→クリアコート。胸の谷間などのマイナスエッジにはクリア砂吹きで艶消しにしておくといいらしいのでそれもやってます。

まずマイナスエッジにスミ入れするのですが①:②=3:1で混ぜた色をさらにクリアで希釈したものをある程度溶剤で溶いて、筆で目立たなさそうな所からマイナスエッジに置いていきます。完全に流れていかないところは、面相筆でエッジをなぞるように慎重に伸ばしていきました。流れやすくするために液量を多くするのはお勧めしません。
筆でやると余計な箇所に付いたりするのですが、それはヤスリで削ったり、溶剤を含ませた筆で馴染ませることで目立たなくします。
ちなみに②のクリアパープルを入れているのは、フレッシュピンクや桃肌フレッシュを重ねていくとオレンジに近い感じになって、それが個人的にあまり好きじゃないからというのが理由です。

そのあと、スミ入れが乾いてから同じ塗料でマイナスエッジや陰になる箇所をにシャドウ吹きしていきます。特にマイナスエッジは垂らさないように薄く回数を重ねて着色していく感じですね。

ある程度吹いたら③で全体を着色します。が、これも先にマイナスエッジとかにも塗料がいきわたるように先に細吹きしてから全体的に塗って肌の濃さを調節。色味を見ながら先のシャドウに重ねる感じで部分的に少し濃く塗って馴染ませてます。

肌が出来たら乳首を塗る前にいったんクリアコート。
乳首は横から吹きますが先端が塗れないことが多いので、まず円形マスキングで乳首全体を残すようにマスキング→斜め上方から先端部分にだけ塗料が乗るように全周から吹いて着色→マスキングを剥がして真横から吹いて着色、という手段でやりました。マスキングの際にクリアコートしないとグラデーションを入れた肌の塗膜をマスキングに持ってかれることがあったので、クリアコートで保護してからやっています。
乳首に使った塗料は①のみです。おそらく乳首の色の好みは大きく分かれるところだと思いますので人それぞれですが、私的にはあまり赤すぎないのが好きなので①を重ねていく感じがちょうど良かったですね。

そんな感じで何度もドボンして完成したのがこんな感じ。
スマホ写真だと若干色味が違いますが…。
とりあえずこの後艶調整して完成となります。
改めて完成写真を↓

そんな感じで女戦士Aでした。
自分なりの作品が出来てとりあえず満足です。
肌塗装は奥が深いので今後もR18なキットを作っていきたいですね。

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