月の写真を撮るということ

どうして月の写真を撮り続けているのか?と、質問されたことがあります。

たしかに、どうしてなのか自分でもよくわからないまま。

少し思い出したので書いてみます。

話は3年くらい前に溯ります。もともとカメラは好きで、新しいカメラが欲しいという欲求は常にあり、価格ドットコムを毎日のように見てはウキウキしていました。
そこに、ニコンが超望遠のコンデジを発売する!とのニュースを見てしまい、欲しいな欲しいなと1年我慢して買いました。

ニコンのP900、理由は、月が撮りたかったから。
当時音楽をやったり会社員をやったりの毎日で少し疲弊していました。そうすると自然と視線は上にいきます。
ぼんやりと月を眺めながら「クレーターの撮影、してみたいなぁ」と思い、購入に至りました。
このカメラを使いこなして、クレーターが撮れるようになるまで、音楽をやめよう、と、思ったのでした。

ところがカメラが優秀すぎで、家に届いた10分後、クレーターまではっきり撮影できてしまったのです。
こちらがその、ファーストショット。

あら、音楽やめられないじゃないですか。

ここまで綺麗に撮れてしまうと、毎日追い続けるしかありません。
月は日によって形がかわり、また、天気や時間帯によってもその姿を変えています。
もはや、カメラの性能が良すぎるため、誰が使ったところで撮影は失敗しませんが、その「月の姿の変化」が面白くなってきて、夢中で撮り続けています。

東京で撮る月はどんな月になるのかな。

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