明け方の悪夢

新生活は順調にスタートして、おそらく毎日が楽しく幸福なのであるが
心のダメージが回復していないようなのか、明け方いつも悪夢にうなされる。

夢の中の自分は、大きな声が出ない。
否定されても反論できず、うそを言われても訂正できない。
ただただ、かすれ声で何かを言おうとしてもがいている。現実よりもずっと重苦しく、つらい。
ずっと責められ続け、心が疲弊していき、もうダメだと思った瞬間に「これは夢だ」と気が付いて、声をあげ、目が覚める。
朝だ。

朝は平等にやってくるが、明け方の悪夢は終わることがない。
眠るのが怖い。
ずっと朝でいい。

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