去年の秋ごろ、この離婚が成立したら死ぬような気がしていた。実際わりと、成立前には、すんでのところで思いとどまった経緯はある。
なんとか死なない道を選んで今は生きている。離婚は成立した。
家に誰かいればその人が困るから死ねないと思って友人と同居を始めた。
離婚したら自由恋愛が解禁となる。
そこで、誰かを好きになることを思い出した気がしたが、そもそも人生において、誰のことも好きになったことがないことに気がついてしまった。
実の親は呪いのようなメールを寄越して傷跡をえぐり続けてくる。
きっと自分は、この人を介護する立場になる前に、死を選ぶだろう。
親より先に死んではならない理屈は分かるが、勝手に生産しておいてそれはないよ。
おまけに人生の中で大事だった10年間のキャリアを結婚生活で失い、もはや立て直しは不可能である。

幸い人望はあるのか友達には恵まれている。

昨年死のうとしていた時も友人のおかげで助かった。

「あの時、死なないでよかったよねぇ」
全ての経緯を知ってる友人に、確かめるように言ったら、うんうんうんとうなずいてくれた。

そうだね、オムライスおいしいもんね。

なんとなく世の中的に、こんなことで死ぬことは許されない雰囲気はある。

ただ、なんというか、現在の自分の追い込まれようは半端ない。全部書いてられないので理由は省くが、これは私じゃなくてもこの状況だったら死ぬのも仕方ないと思うのでは。
他人にわかるはずもないし、救える話でもないのだ。

あの時じゃなかったんだろうけど、、、
その時が近づいているのだ。

無責任な周囲は、そんなこと言うと顔を背ける。

まあ、私じゃないから分からないよね。

そろそろなのかな、と、思うことが増えてきてしまった。

人間は身勝手だなぁ。