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老害

京大に合格された方はおめでとうございます。ぜひ京大テニス部を見学に来ていただけると幸いです。
何故か2年連続入試の時期に書いている3回生の中村です。

この時期だからといって新入生に媚びるような文章は書きません。なぜなら引退前最後のnoteだからです。また、現役部員くらいしか読んでいない気がするからです。


だからこそ、現役部員から多く批判をかいそうな文章を書きます。もし読もうとしている新入生がいたら、部活のリアルが書いてあってキツい文章なので覚悟を決めて読んでください。



世の中は全て他人との比較で成り立っていると考えます。

僕と土井なら土井の方が上手いからレギュラーで出ている。
僕の方が大学までの距離が近い。
土井の方が背が高い。
土井の方が雨男である。(最近僕も雨男いじりをされるようになりました、何故?)


部活というのは比較される最たる集団だと考えます。なぜなら試合に出れるのは上手いメンバーだけだからです。
比較されることに慣れきった今感じることは、大抵の場合強い弱いの関係は変わらないということです。

(これに対して練習すればなんとかなるという人がいます。僕が話題にしたいのはそこでは無いのでその反論は省略します)


論点にしたいのは、そのいわゆる「弱い」人をどのように救うかです。
特にテニスという個人競技では、途中3ポイントくらいあいつを出してやるか、、ということは出来ません。
土井の試合に急に僕が参戦することはどうなっても出来ないわけです。

つまり、レギュラーになれなさそうな人はおそらくずっと出れないわけです。
さらに残酷なのは、それを3回生に上がるタイミングくらいで確実に実感してしまうことです。

1回生2回生くらいはまだまだ実力が伸びる(であろう、練習次第だと思います)時期であると思います。
しかし、3回生に上がるタイミングであと1年ほどになると正直実力をひっくり返すビジョンがわきません。
(ポイントは、実際に出来るかどうかではなく、ビジョンが湧くかです。ほとんどの人は不確定の未来に対して努力し続けられるほど強くありません)


そういう意味で、一部、いや半分くらい?の部員に対して、3回生になると言うのは残酷な事だと感じます。
試合に出れもしないのに、キツい努力し続ける1年半を送ることになるのです。更には代の運営というストレスのたまる仕事がついてくるのです。

そうなった場合に休部という選択を取ってしまうことはあながち間違ってはいないとは思います。(この選択に対して、特に上位番手がグチグチ言うのは違います。見えてる世界が違う人に現場の感情はどうなっても分かりません)

もちろん休部する部員が多くなってしまうのは良くないというのはわかります。
では部活はそれに対して何ができるのでしょうか?
個人のモチベーションが下がっていくことに対して、何か出来ることはあるのでしょうか?



代をとって1番感じたことです。
部員のやる気を常に保つのは難しいです。
建前上はそんなことなくても、実はもう限界、という人はいるとおもいます。
そういった人に対して、僕は休部することをすすめます。
そういった人に対して、部活は何が出来るかを考えないといけません。
僕らの代ではそれが出来ませんでした。


今の部活は3回生も引退すれば、部員は減っていく方向です。
一人一人の部員を大事にする運営が出来なければ人はどんどん離れていくのではないでしょうか。


今の2回生はもう代を取るという実感を持って、テニス以外に気を配れるようになってください。テニスだけをしていればいい期間はもう終わりです。
思っている以上に何とかならないのが部活の運営です。


1回生にむけて、新歓で部活をよく見せすぎるのはやめましょう。理想と実際との乖離で人は絶望してやる気を失っていきます。
もちろん部活を悪く見せる必要はありませんが、部活のリアルをしっかりと見せた方がいいです。
軽い気持ちで入って退部者が出る方が、元から人が少ないよりも部活としてはマイナスだと考えましょう。


3回生にむけて、あと3ヶ月ほど、運営頑張りましょう。
自分は一足先に引退させてもらいますが、残るメンバーはずっと応援しています。



自分が思いついたままに書いたので読みにくくなったと思いますが直さずにそのままにしておきます。
相変わらず老害な話になってすみません。

なんやかんやで部活は楽しいのでみんなこれからも頑張りましょう。

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