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告知:8/30 大友克洋を語るバー

 ―概要ー
1. イベント情報
2. イベント開催の経緯
3. バーテン情報
4. 若い才能をプロデュース


 1.イベント情報

この度、江古田のイベントバー mojaにて「大友克洋を語るバー」を開催することになりました。以下に情報を載っけておきます。

●日時:8/30(金) 17:00~23:00
●場所:イベントバー moja
●所在地:東京都練馬区栄町21-10サンライズ江古田地下一階の一番奥
●バーテン
 岡田 真大さん(@Okadainroutakin)→発起人
 空洞丸(@TAKEawaybyebye)→社内ニート
●健康優良不良メニュー↓

当日は岡田さんがレアな大友克洋作品を持ってきてくれるそうです。
AKIRAしか知らないというライトなファンも、大友作品は全部目を通してるぜというヘビーなファンも大歓迎。
ファン同士の濃厚な夜を過ごしましょう。


 2.イベント開催の経緯

機は熟したり!

今年は大友克洋作品に非常に大きな動きがありました。
主要なニュースを挙げただけでも、

・AKIRA新アニメ化
・大友作品全集「OTOMO THE COMPLETE WORKS」の刊行告知
・新作劇場アニメ「ORBITAL ERA」のプロジェクト始動

などなど、ファンの期待が高まる発表が相次ぎました。
映画版AKIRAとはどのようにストーリーが変わってくるのか?
大友先生の画風が時代とともにどのように変遷していったのか?
ORBITAL ERAはどんな内容になるのか?

せり上がる期待に大友ファンなら語り合ったり議論の一つでもしたいはず。
ファンとして盛り上げていかねば!と気炎を上げたところにイベントバーの枠が1つ。これもうやるしかありませんな?ということでイベントの開催が決まりました。


 3.バーテン情報

岡田さんは広島県出身。
弱冠19歳にして熱烈な大友克洋ファンであり、本イベントの発起人です。
AKIRAを始めとする大友先生の刊行物はもちろん、資料集や単行本化されていない作品までも持っているという生粋のマニア。普段は穏やかなのに大友作品に関しては滔々と雄弁をふるうその姿は蓋しオタクの鑑。

イラストが趣味であり、フライヤーを描いてくれたのも彼です。
フライヤーを見て分かる通り画風に関しても大友先生から強い影響を受けており、崩れた瓦礫やうねるパイプが織りなす退廃的な雰囲気を描くのが非常に上手です。ちょっとその技芸分けてほしい。

また、岡田さんは「不適応者のごろ寝」というただ適当に集まってゴロゴロするだけのイベントを不定期で開いたり、野宿好きで有名な(?)かとうちあきさんらがゲリラ的に開催する「ノジュロック」にDJとして参加したりと、意識の低いイベントに積極的に与するフットワークの軽さの持ち主です。
その辺についても尋ねてみたら面白い情報が聞けるでしょう。


僕こと空洞丸は神奈川県某所に生息しているただの社内ニートです。
岡田さんに薦められて映画版AKIRAを視聴し、彼の誘いに(深く考えず)二つ返事でバーテンを引き受け、慌てて「ショート・ピース」「童夢」「AKIRA(漫画版)」を買い揃えるという粗忽者。
今回はイベントの宣伝や調理をこそこそと担当しています。


 4.若い才能をプロデュース

完全自殺マニュアルの作者 鶴見済さん主催の「不適応者の居場所」で岡田さんと僕は出会いました。


当時岡田さんは周囲とのズレ、僕は自分自身の無価値感など、お互い生きづらさを抱えており、人とのつながりを求めて「ただ集まってダベるだけ」というある種画期的なイベントに寄せられたのです。

「生きづらさ」という共通事項から交流が始まり気脈を通じていく中で、段々と趣味の話も出るようになります。その中で岡田さんが大友克洋作品が大好きだと打ち明けてくれました。

小学生の頃に「AKIRA」「MEMORIES」「迷宮物語」などの大友作品に触れる機会があり、そこで洗礼を受けたかのように大友作品にのめり込み、中学生の頃から大友先生の画風を真似て絵を描くようになったそうです。

大友作品についての魅力についても精力的に語り、

・一コマあたりの情報密度が凄絶。
 見るたびに絵描きとしての技量の凄みを感じる
・鉄雄の屈折した感情や力を得たときの増長ぶりに感情移入してしまう。
 また、「破壊」描写の精妙さに思春期の頃は胸のすく思いがした
・人間が作れる作品のひとつの到達点

などとnoteでは書ききれない言葉数とそれに込められた熱量を披瀝してくれました。その時の活き活きとした表情が印象的で、19歳にして大友克洋フォロワーというレア属性も相まり、応援してあげたいな、というかプロデュースしてみたいなという気持ちが湧いてきたことを覚えています。

彼からバーテン話を持ちかけられたときに二つ返事でOKしたのも、この春秋に富んだ才能を世に広めたらきっと面白いことになるに違いないと見込んでのことです。
投資家とかプロデューサーという人種がなぜ存在するのか、その本質を垣間見た気がしますね。

そんなわけで当日は大友作品の話だけでなく彼の人柄・情熱・才器にもご注目いただきたいと思います。みんなで寄ってたかってこの瑞々しい俊英を囲い込みましょう。

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