見出し画像

ラーニングログがはかどるちょっとしたハック

■ラーニングログつけてますか

 みなさん勉強してますか。勉強、だるいですよね。知識があったほうが物事はより楽しめるのだけど、そのための知識を入れる勉強はとかく面倒なものです。
 物事を続けるには習慣化が鍵であるというのはよく言われますね。最近ベストセラーとして称揚されている「独学大全」には「ラーニングログ」という手法が紹介されており、僕も取り入れています。

画像1

ラーニングログの一例

 僕はこのラーニングログをGoogleスプレッドシートに記録し、Twitterでその記録を報告しています。

 ラーニングログは私的なものなので特に公開する必要はありませんが、記録内容を自分だけで完結していると続けるのもやめるのも自分の自由になってしまうので、外部に公開すること習慣の継続にある程度強制力をもたせているのです。


■同じ動作をするのは、めんどい

 ただ、記録・報告の際には毎回同じ動作をするのでだんだん煩わしくなってくるんですよね。実行している手順はだいたいこんな感じ。

ブラウザを起動
 ↓
スプレッドシートにアクセス
 ↓
該当するセルに記録
 ↓
Twitterを起動
 ↓
Twitterに文章を打ち込む
 ↓
投稿

 この面倒を解消するために一手間かけることにしました。


■定型動作をスクリプト化

 上記手順をすべて自動化するのは残念ながらできませんでしたが、報告作業の要諦である以下の動作はスクリプト化することができました。
 なお、以下の作業はWindows10のPCで行っています。

 ・ブラウザの起動
 ・スプレッドシート・Twitterをそれぞれ別タブでアクセス
 ・報告用のテンプレを書いたテキストファイルの起動

 以下にWindowsのPowerShell用のスクリプトを提示します。 ​

#Google Chromeのパス(ブラウザはなんでもよい)
$chrome_path = "ブラウザのアプリケーションのファイルパス"

#報告用テンプレのパス
$text_path = "テキストファイルのファイルパス"

#リンク先
$spread_sheet_url = "Google スプレッドシートのURL"
$twitter_url = "TwitterのURL"

#実行
start $chrome_path $spread_sheet_url
start $chrome_path $twitter_url
start $text_path

 なんのことはない、ただコマンドラインでアプリケーションを起動するだけの簡単なスクリプトで、ハックと呼べるほど上等なものではありません。
 しかしライフハック本を読むまで僕は頭に浮かんでこなかったので、もっと楽をしろという自戒を込めて乱文をしたためる次第です。

 技術的な巧拙はともかくとして、日々の作業を自動化するという発想を取り込んで実行できたのはよかったですね。


■今回は使いようによっては有用なサービス

 今回の作業の自動化にあたって試したサービスを記録として残しておきます。
 本当はスプレッドシートに記録したら自動的に記録内容も含めてTwitterに自動投稿してくれるような仕組みを作りたかったのですが、口惜しや、僕の技術力ではかないませんでした。
 Python+Seleniumで動作を記録して細々とした作業も自動化できたりしないかな。

 ○IFTTT
 イフト、と読みます。
「If This Then That(もしこれをしたらあれをする)」の略だそうで、Webサービスを組み合わせて使います。
 例えばTwitterに投稿したら同じ内容をFacebookにも投稿するとか、
 特定の場所(勤務地など)に入ったらその時間をスプレッドシートに記帳する、
 撮った写真を自動でストレージサービスにバックアップする、
 などといったことが可能になるそうです。

 今回はローカルファイルの起動だけで事足りてしまったので、
 あれこれ試したすえに、けっきょくお蔵入りになってしまいました。
 使い方次第ではもっとおもしろいことになる可能性があるので、頭の片隅には残しておこうと思います。

 同様のサービスとしてはZapir、あるいはGAS(Google Apps Script)を本格的に学ぶのもありかもしれません。

 ○n8n
 IFTTTの無料プランだと作成できるワークフロー数や実行ステップ数が限られているため、オープンソースのn8nも試してみました。こちらは自由度が高いものの、それゆえに直感的な操作が難しく、導入までの学習コストが高い印象です。
 また、Windowsで導入するとなると、Windows10から搭載されたWSLにLinuxOSを入れてその中にn8nサーバーを立てる必要があり、その時点で非エンジニアにはお手上げかもしれません。
 使いこなせたら無料で複雑な条件でも自動化できそうなんですけどね。


■参考文献

 今回の自動化ハックは「ライフハック大全」(2017年 堀正岳 KADOKAWA)を参考にしました。
 生活の中で工夫できるライフハックやアプリ、ツール、考え方などがたくさんのってて試すのが楽しい本でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?