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人生に大切な基本3つ①|アルプスの育児と育自

親が子供に教えるべき「人生に大切な基本3つ」。
ドイツアルプスでの育児を通して知った、家族や周囲の友人知人たちの考え方を元に、私なりにまとめました。
育児でどう判断すべきか迷った時、私はこの3つの基本を元に考えます。

なかでも一番大切なのは、一つ目の
「自分を大切にすること」です。

1.「自分を大切にすること」は全ての土台

勉強やスポーツ、規則と個人の自由、論理的思考と感情の豊かさ、収入や貯金の大切さと有意義な出費、etc、親が子供に知ってほしいことは沢山あります。

でも全ての土台、軸となるのは「自分を大切にすること」です。

学んだ知識も、訓練した能力も、得た自由やお金も、全ては「自分を大切にするための、要素の一つ」だと思うのです。

誰かが怒るから規則を守るのではなく、「やると危ないから」

誰かが褒めてくれるから勉強するのではなく、「自分の役に立つから」「知らないことを知ると自分が面白いから」「できると自分が楽しいから」

自分を大切にして、自分を好きになり肯定し、何が一番大切なのかを見失わないほうが、理性と感情のバランスが上手くいくような気がしています。

2.自分を大切にできる大人

この基本ができているかどうかは、行動を見ているとわかります。
大切にできる人はごく自然に、我慢しないでも済む暮らしを選ぶのです。

無限にただ我慢するのではなく、問題の原因となる何かを早々にやめてしまう。もしくは止める算段を頭の中でつけて、心の負担を軽くしてしまう。

我がままを通すのではなく、自分を大切にする訓練をしていて、
我慢せずに済む手段を何通りも知っているのだと思います。

育児、家事、仕事、周囲の人間関係、これらの問題はどこの国、どこの地域に住もうと、問題が完全にゼロになる理想郷は恐らくどこにも無く、本人の解決力で変わってきます。

推測ですが、ドイツアルプスの人達はどこに住もうと、自分を大切にできる手段を何通りも知っているから、のほほんと毎日楽しそうに暮らすことができるのではないのかと。

大人達は子供達に、その「自分を大切にする」という重要なその方法・手段も少しずつ授けているように、私には見えます。
自分を大切にするって至極シンプルな当たり前だけど、実際にやろうとすると難しくて、だからこそ大人が一つ一つ考え方や手段を教えていく必要があるのだと思うのです。

3.自分の育て直しをする「育自」のススメ

逆に、自分をどう大切にしたらいいのか知らない大人は、易しい道は選ばずに険しく辛い道を選んで、自分に厳しく鞭打ってでも何が何でも目的を達成しようとするようです。

そう、昔の私です。

ロスジェネの私は、とにかく何倍も頑張ることばかり励んできましたが、この考え方の違いは衝撃的でした。

私は、自分を大切にしてきただろうか……?
そもそも、大切にしたくても、その手段を知っていただろうか……?

過去を振り返ってみると、ひたすら自分を追い込むばかりで、終わりのない努力をずっと課していた気がしました。
試験や課題、案件や期限をクリアしたら、息つく暇もなく次にいく暮らし。
本当の意味でのゴールが無い。

もうできない。
もうできない。続けられない。

子供の頃から何十年もずっと頑張り続けた私の、本音でした。

だから、私も少しずつ自分の育て直しをしています。子育てをすることで、ずいぶん自分を大切にできるようになったなあと思っています。

子育ての話を通して、noteで育自の方法も少しずつ書き綴りたいです。


本の購入などに使わせて頂きます!もっと学んで、執筆で還元していけたらいいなと思っています。