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『クワダテ』 DMM.com 村中悠介さん 前半 (2022年1月10日)

22年1月10日(月)22:10から福岡RKBラジオで放送された、レット presents 『クワダテ』の第2回放送のラジオ文字起こしになります。

ポッドキャストで無料でご視聴いただけます。
公式Twitterも随時アップしています。
放送は毎週月曜日22:10より福岡RKBラジオ、radikoをチェック!
詳細などはHPを御覧ください。
メール募集しております。kuwa@rkbr.jpまでお待ちしています。

オープニング

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大岩:皆さんこんばんわ、パーソナリティの大岩Larry正志です。

金 :こんばんは、金麗雄です。

大岩:先週ついに始まりました『クワダテ』わたくし大岩Larry正志と、起業家の金麗雄でお送りしていこうということで、第1回目をやってみてどうでした?

金 :そうですね。終わったあとに思ったより緊張していたと言われて。

大岩:めちゃめちゃ緊張してたやん。

金 :ちょっと反省しています。

大岩:まあ最初だしね。

金 :緊張なりに喋れたのかなと思っています。

大岩:キンちゃんだけに。

金 :はい(笑)

大岩:ということでこの『クワダテ』は、世の中の常識に囚われない「企て」をしているゲストをお迎えし、失敗談や成功体験を紐解き、未来への企てを伺っていこうという番組でございます。さまざまなチャレンジをしている人もこれからの人も、目から鱗、何かの糧にしていただけるような番組にしていきたいと思っております。さあ、ついに今回からゲストをお迎えしてお送りします。初回から豪華ゲストですね。

金 :豪華ですね。

大岩:今言ったようなクワダテ人としてもピッタリだし、これからチャレンジしたいという人にもピッタリなお話が伺えそうな気がします。

金 :そうですね。

大岩:本日は、合同会社DMM.comのCOO、村中悠介さんにお話を伺っていくわけですよ。

金 :めっちゃ楽しみですね。

大岩:キンちゃんが、1回目は緊張するので、知り合いの中から話を伺いたいということで、今日は村中さんにお越しいただきました。

金 :DMMという名前は皆さん知っているけども、実際何の会社なんだ?という疑問もあると思うので。

大岩:あの、テッテテテッテッテッテッテ(CMソング)は知っているけどね。なんかいろいろやっているみたいだけど、何の会社?みたいな。

金 :村中さんは叩き上げで経営陣まで昇り詰めたという方なので、同じ起業家としても気になりますね。

大岩:この番組はビジネスの裏側を聞くというよりも、どんな人となりなのかということを中心に伺っていこうと思っているので、ぜひぜひ楽しみにしていただければと思っております。というわけで明るい未来企て番組『クワダテ』最後までお付き合いくださいませ。

クワダテ会議室

大岩:さあ、ここからは2週にわたってゲストをお迎えして、成功体験や失敗談など、さまざまエピソードを語っていただこうというコーナーでございます。題してクワダテ会議室。前回はゲストを呼ばずに私とキンちゃんでやったので、今回が実質1回目ですね。最初のゲストはすごい方が来ていただけましたよ。

金 :そうですね、村中先輩。

大岩:お呼びしましょうか。合同会社DMM.com、COOの村中悠介さんです。ようこそ!

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村中:はじめまして、ありがとうございます。こんな大事な1回目なのに大丈夫ですか?

大岩:逆に、こちらがぜひお願いしたいということで。

村中:ご指名ありがとうございます。

大岩:キンちゃんが、まず絶対に知っている人が良いって。

金 :一択でした。

村中:逆でしょ。

大岩:実はDMM.comのCOOというすごい肩書きを持ちながら、僕も何度か一緒に飲みをさせてもらったりしていました。キンちゃんはもう長いですか?

金 :もう12~13年くらい前からの知り合いですね。

大岩:なるほど。

金 :最初はクーポンの話ですかね?

村中:当時は確かグルーポンが流行ったときに会ったんですよね。

金 :事業を譲渡する云々の話があって、そのときからですね。そのあと僕が一方的にお仕事のお願いをしに、ことあるごとに行かせてもらっていました。

大岩:今回もその流れの一環かもしれないですね。DMM.comと言えば、テッテレテッテッテッテッテ(CMソング)というあの耳から離れないメロディが印象的ですけどもね。そもそもあれはどういう会社なんですか?何屋さんと言えばいいんですか?

村中:最近はもう何屋さんかわからなくなってきたので、総合エンターテイメント会社でいいんじゃないかと思っています。

大岩:具体的に何というより、総合的なエンターテイメントだと。

村中:例えばDMM英会話とか、FX、電子書籍なんかも出てきて、一言でまとめられないじゃないですか。だから「総合エンタメサイトです」って言うのが一番わかりやすいかなと。

大岩:資料を見ていても、事業内容がすごくいっぱいありますよね

村中:そうですね。エンタメと言いつつ農業もあり。

大岩:消防車って何ですか?

村中:消防車と救急車を作っているんですよ、メーカーで。

大岩:パトカーはダメなんですか?

村中:パトカーはダメなんですよ。

大岩:赤色灯も作っているから、別にパトカーに回してもいいんじゃないかなと思うんですけども。

村中:パトカーはカスタマイズが簡単なので、誰でもできちゃうんですよね。パトカーの上にランプさえついていればいいので、あまり技術を必要としないんです。でも救急車とか消防車って、例えばホースとかいろいろついていて、乗せるものが多くて難しいんですよ。

大岩:なるほど。じゃあ、はたらく車っていっぱいあるじゃないですか。その中でもなぜ消防車と救急車を、ちょっとやってみようと?

村中:「ちょっとやってみよう」ではなかったですけど、成り行きでこうなりましたね。

大岩:というように、いろいろと細かな事業がたくさんありますし、聞いてらっしゃる皆さんもすでにDMMのサービスを利用されているかもしれません。

村中:最近だと沖縄で『かりゆし水族館』もオープンしましたね。もしかしたらCMをご覧になった人もいるかもしれません。

大岩:なるほど。そんな総合エンターテイメント会社DMMということですが、村中さん自身はいつ頃どのようにDMMと出会ったんですか?

村中:DMM自体は98年創業なんですが、私は2002年からこのグループに入っているので、約20年前くらいですね。

金 :これは年明けなんですよ、まるで2021年かのようなね、計算のされ方ですけど(笑)

村中:じゃあ、ちょうど20年目ですね。

大岩:それはどんなきっかけがあったんですか?

村中:その当時、まだDMMは全然有名な会社じゃなかったので。

金 :まだ石川県にあるタイミングですか?

村中:いや、東京にありました。

金 :そうなんですね。

大岩:でもこの会社について、わかっていて入られているんですよね?

村中:いや、わかってないです。当時ってあんまりインターネットで会社をちゃんと調べるみたいな文化ないから、わからないで入っていますよ。

大岩:わからないで入った会社がこんな大きくなる?

金 :ならないですね。

大岩:ならないでしょ。わからない会社は大体その後、あんまりわからないままですよ。わからないで入ったんですか?

村中:わからないで入っています。

大岩:「イメージ映像配信」的な感じですか?

村中:まあそんなようなことは書いていましたけど、あまりよくわからず入っています。

大岩:すごいなそれ。

金 :どこにピンときて入ったんですか?

村中:いや、だからピンときてないんですよ。下手したら未だにピンときてないかも。

大岩:それが20いくつのときだから、ご自身の成長と会社の成長がほぼ比例しているというか。

村中:そんな感じですよね。それからどんどん人が増えていって。

大岩:そのときの従業員数はどれくらいだったんですか?。

村中:僕がDMMのグループに入ったのが2004年で、そのときの社員番号が7番でした。エンジニアは別の会社の方だったので、DMMだけで言えば僕が7番目くらいということになりますね。今はグループ合計で4100人くらいです。

金 :社員番号で言ったらもっといますよね。

大岩:そっか、抜けている人もいると。

村中:そうですね、いなくなっても番号は累計なので、それを合算したらもっといるんじゃないでしょうか。

大岩:そんな右肩上がりの20年、すごい楽しそうですね。

村中:でもインターネットの会社って、お客さんが目の前にいないじゃないですか。社員数が増えて売り上げを出しているのはわかりますけど、お店に何千人と並んだわけじゃないから、実感がわきにくいというのはありますよね。

大岩:「お客さんの笑顔が」とかではなく、ただ数字だけ。

村中:そうなんです。利用者も数で見るしかないので、「数字が上がっていくなあ……」って感じですね。

大岩:とすると、数字だけを見て、この事業はうまくいっている、この事業はうまくいってないというジャッジになると。

村中:IT企業はみんなそうかもしれないですけどね。

大岩:お客さんの表情を見てジャッジすれば、なんとなくわかることもあるじゃないですか。だけど、ただの数字と自分の勘でジャッジするのって難しくないですか?

村中:難しいというか、モチベーションや実感の面ですね。ただ、やればやるだけ上がるので。

大岩:そういうことですよね。では、村中さんは北海道苫小牧ご出身ということですが、若い頃はどんな人間だったんですか?

村中:今考えるとなんでだろうということなんですが、当時は人と同じことするのがすごい嫌いでした。友達がみんなB‘zを聴いていて、「これすごいいいから」って言ってアルバムを貸そうとしてくるんですよ。なので当時はすごく嫌でしたね。今はB’z好きですけど

金 :みんな聴いているから?

村中:そうです。こいつらと同じもの嫌だなって。ひねくれていたんです。

大岩:じゃあ逆に、そのときは何を聴いていたんですか?

村中:洋楽とか、あとそいつらが聴かないやつを消去法で聴いていました。

大岩:その後も、意図的にそういう風に生きてきた感じですか?

村中:今考えたら、苫小牧から早く出たかったんでしょうね。とにかくここには残らないっていうことだけ決めていたんです。

大岩:高校まで苫小牧ですか?

村中:そうです。高校まで苫小牧です。

大岩:駒大じゃないですよね?

村中:駒大の隣の。

大岩:マー君の隣やで。

村中:もうとにかくここから出たい思いがあって。

大岩:それで、札幌ではなく東京に?

村中:そうですね。

大岩:それは何か目的があったということではなく?

村中:とにかく行く、っていうのがあったんでしょうね。世の中をわかってないですから。

大岩:世の中いろいろわかってなくて動いていますよね。この会社知らんなぁ、みたいな。

金 :何も決めずに東京に行っていたと。

村中:親の手前もあって、就職しないといけないので、一応東京に。

大岩:じゃあそのときは、どこに就職されたんですか?

村中:工業高校の建築科だったので、八王子市のゼネコンに入りました。マンションや病院を作っているようなゼネコンです。現場監督なので、土地がまっさらの状態から作って、できるとこまでは全部携わるっていう。

大岩:それが18歳のときからで?

村中:3年半くらいやりましたかね。

大岩:逆に3年半やって、辞めたのは何故ですか?

村中:東京には行こうと思ったけど、別に建築をやりたくはなかったんです。でも3年やらないと、親もなんか言うしなあと思って。

大岩:とりあえず上京する理由を作ったんですね。これがしたくて東京で、この業界でこうしてやるんだ、っていうわけではないと。

村中:ではないです。逆に今の人たちはすごいなと思いますね。そんな深いこと考えてないですから。

大岩:それで建築業界が違うなと思って、その次がDMMですか?

村中:いや、そのあと半年くらいバイトしていたんですよ。食っていかないといけないじゃないですか。その間に何やろうか決めようと思って。

大岩:帰ってこいとは言われなかったんですか?

村中:半年経って言われましたね。半年バイトしているときに、お前いま何やってんだという感じで帰されそうになったから、早く見つけるしかないなと。

大岩:そこで出会ったのがDMM。

村中:そうなんです。

大岩:なるほど。

村中:それが、20年あれよあれよという間にこうですから。

金 :その流れで20年ってやっぱり長いですよね。毎年会社がお祭りみたいな感じだと思いますよ、変化がすごいある会社なので。

村中:でも、当時はもう就職できないかなって思っていたんですよ。バイトをするとき最初ダイソーを受けようと思ったんですけど、書類で落ちたんですよ。会ってもくれないんだって、高卒はバイトさせてもらえないのかなって不安になりましたよね。世の中わかってないので。

大岩:自分が世の中のどの位置にいるのかな、みたいな。

村中:そうです。ちょっとそのときはショックが大きかったですね。

大岩:20年前ってダイソーも含めて100円ショップがブームになって、いろんな所がやり始めていたときですよね。そんな不安な時間を過ごして、DMMか。

村中:そうです。

大岩:とすると、やはりどこでもよかったでしょうね。

金 : 100円ショップも落ちるくらいだから、もう選んでられないみたいな。

村中:そうなんですよ。

大岩:そんなんでこの会社入る?すごいね。

金 :でもそんな中で、経営陣にまでいくのもすごいですよね。

大岩:そもそも最初に大きな会社に入ったんじゃなくて、共に大きくさせてきたという立場ですね。もちろん村中さん自身の腕も評価されてのことでしょうし。とはいえ、若い頃はなかなかうまくいかないような事もありつつ、ここまで大きくなってきたと思います。そんな中で失敗談ってありますか?こんな人でも失敗談ってするんだ、ということがあれば、リスナーも安心するんじゃないかなと思いますので。

村中:それでいうと当時、さっきキンちゃんが最初に言っていたクーポンの事業ですね。知らない人もいるかもしれないですが、あの時期みんなクーポン使っていたんですよね。

金 :グルーポンバブルみたいなのがあって、僕もその流れで起業したんですけど、全然ダメだったんですよ。

大岩:でも結構いろんなのが流行っていましたよ。

村中:DMMでやったのは、お店はとれていたんですけどユーザー側がつかなくて、全然売れなかったです。もう遅かったんでしょうね。100人くらい採用してみんなでバーッとやったんですけど、全然うまくいかなくて。結果は10億ぐらい損失を出して、閉じました。

大岩:それは結構やり始めから閉じるところまで?

村中:1年半くらいだと思います。テレビCMも打って。

金 :事業責任者をやっていたんですか?

村中:グループ会社と両方で、GVでやったんですよ。それも良くなかったんですけどね。指示系統がわからなくなったりとかいろいろあったんですけど、結果で言うと10億ぐらいの赤字でした。

大岩:それが10年くらい前ですか?2009年とか。

村中:そうですね。ちょうど僕が30歳ぐらいじゃないですか。

大岩:それで10億なくなっちゃって。会社としてはいろいろうまくいって上にのぼっていく中、数少ない失敗した事業だったんですか?

村中:そういうわけではないんですけど、金額的には大きかったかなと思います。でも裏話があって、そのとき100人ぐらいバーッととったわけじゃないですか。で、閉じるときにはしょうがないので解散するじゃないですか。そのとき面接をして、5人か6人くらいDMMに残ったんですよ。そのときのメンバーが、10億なんて言わずに何十億も利益を残しているメンバーなんですね。

大岩:のちに?

村中:そうなんです。だから僕の中では、大掛かりなリクルートだったと捉えています。

大岩:都合いいですね(笑)

村中:例えば10億かけて、50億の利益出したら、すごいリクルーティングじゃないですか。

大岩:そらそうですね、人材を獲得したと。

村中:そう捉えるしかないと。

大岩:「俺はわかってたけどねー」っていう感じですよね?

村中:まあ、わかってないですけどね。

大岩:さっきからずーっとわかってないやん(笑)

金 :今、事業担当されているのはどれくらいあるんですか?

村中:会社の事業が60ぐらいあって、ちゃんと腰を据えて見れているのは10事業くらいですかね。

金 :過去で言う、でも数十はチャレンジしてきた?

村中:そうですね、それでいうと。

金 :勝率で言うとどれくらいなんですか?

村中:勝率……。何を勝利にするかですけど。

大岩:まあ自分の中でですね。

村中:3割くらいですかね。

大岩:え、そんなもんですか?

金 :でも高いと思いますよ。起業しても1割とか残らないですからね。

大岩:そっか。プロ野球だったら首位打者争いできるくらいですもんね。

村中:そうです。

大岩:僕もよく例え話で、釣り糸いっぱいたらしてそのうち1本でも引っかかって大きいのが釣れたらいいということを言ったりするんですけど、それを10本垂らして2~3本魚が引っかかったってことですもんね。

村中:めちゃくちゃデカいと思います。

大岩:中には1本も魚釣れない人もいる中、3割はやっぱりデカいか。あとは金額ですよね。1本しかなくても、さっきおっしゃったようなことがあれば、マイナスの分も充分ペイできてしまうし。さあということで今日は、とりあえず村中さんのここまでの経緯をお話しできましたところで、時間になりました。次週はこれから先の部分を聞いていきたいと思います。今週は、合同会社DMM.com村中悠介さんにお話を伺いました、ありがとうございました。

村中:ありがとうございます。

(BGM)

大岩:Letプレゼンツ『クワダテ』。わたくし大岩Larry正志と、

金 :金麗雄が、

大岩:お送りしております。番組ではメール募集しております。kuwa@rkbr.jpお待ちしています。

クワダテ人の食卓

大岩:このコーナーは、本日来ていただいているゲストの方の記憶に残る一品と、そこにまつわるエピソードなどをお聞きしていこうというコーナーです。本日はDMM.com村中悠介さんの一皿ということで。なにかありますか?

村中:そうですね。実は福岡にDMMのオフィスあるんですよ。そのオフィスを立ち上げるときの責任者の方に教えてもらったお店がすごくおいしかったんですね。それが西中洲の『とり乃屋』というお店です。宮崎地鶏のモモ塩焼きがすごく美味しくて。宮崎でも食べたことあるんですが、宮崎と遜色ないくらいです。

大岩:『とり乃屋』さん。キンちゃん知ってる?

金 :来週福岡に行くので、ちょっと行ってみようかなと。

大岩:まるでこれを福岡で録ってないみたいなね。

金 :今日はたまたま。

大岩:今日はたまたまスタジオで録っているんですけど、基本は。このあと行ってみようかな、くらいでもいい。

金 :そうですね。

大岩:そこが美味しかった?

村中:そこのモモ塩焼きも美味しいんですけど、それに瓶のガーリックパウダーを半分くらいかけてもいいと思うんです。それを食べ終わったあと残すんですよ。で、渡すとごはん入れてくれるんですよ。炭だらけのご飯を、またそこにガーリックパウダーかけて食うっていう。

大岩:時の流れというのは素晴らしいもので、20年前は人に勧められた曲を聴かなかったけど、大人になると人に勧められたごはん屋さん行ってほしいっていうね。

金 :成長が感じられますね。

村中:ちゃんと聞いて、教えてもらったほうがおいしいなと。

大岩:逆か、B’zのときに学んだのか。聴いたほうが良かったなって思えたから、今は素直に。

村中:失敗を成長にね。

大岩:福岡はちょいちょい行かれるんですか?

村中:そうですね。今はコロナもあるのでわからないですけど、年5回から10回くらいですかね。

大岩:美味しいところ多いですからね。

村中:多いですね。他にもいっぱいありますもん。

大岩:そうですね。教えてもらったところも含めて、一回ではまわりきれないというか。

村中:本当そうですよ。

金 :次福岡に行くのを楽しみにしています。

大岩:じゃあ福岡行かれたときは、その『とり乃屋』さんが候補に入る?

村中:そうですね、気楽に行けるので。

大岩:なるほど。では皆さんぜひ行ってみていただければと思います。村中さんのオススメは、西中洲の『とり乃屋』さんでした。ありがとうございました。

今週の金言

大岩:最後はまとめのコーナーです。今週のゲストに伺った話の中で、明るい未来につながる金言をひとつ取り上げたいと思います。というわけでキンちゃん、今週の金言どうだったでしょうか?

金 :今週の金言は、「クーポン事業の失敗」です。

大岩:さっきありましたね、村中さんの話の中で。

金 :B’zの話もそうですし。

大岩:あのね、ごめんなさい。僕、B'z(↑)ってずっと言っていましたけど、正確にはB'z(↓)ですよね。つまり今週の失言は、私のB'z(↑)です。

金 :そうですね、正確にやっていかないと。

大岩:B'z(↓)のファンの皆さん失礼いたしました。

金 :B’zの話を成功につなげる、ダイソーの話もポジティブに捉える、クーポンの失敗も成功につなげる。こういったところが、今のDMMおよび村中先輩を作っているのかなと思いまして。

大岩:これもまたご本人に伺ってみましょう。やっぱり失敗っていうのは必要だと思いますか?

村中:そうですね。失敗は若いときにやったほうが良いと思いますけどね。

金 :そうですね。

大岩:確かに、大人になってやると取り返しつかないことに。

村中:許されるうちにやらないと。

大岩:そこで落ち込んじゃう人もいるじゃないですか。でも村中さんの場合は、いやいやまだまだいけるで!って言ってもう一回、何なら糧にして次のステップに行ってしまう。さっきのクーポン事業で失敗して、何人か採用した結果、その人たちが何十億もの金額を稼いだという。

金 :あまり引っ張らないんじゃないですか?落ち込んでいるところをあまり想像ができないというか。

大岩:なるほどね、ポジティブシンキングなところも。

村中:元々なんじゃないですかね。18のときめちゃくちゃ怒られていましたけど、「死なないしなぁ」ぐらいで。

大岩:まあね。長嶋さんも「失敗は成功のマザー」って言っていますからね。若いときの苦労は買ってでもしろじゃないですけど、しておいたほうがいいかな、くらいですかね?

村中:間違いなく。いっぱいしたほうがいいじゃないですか。

大岩:かと言って、狙ってもできないですからね。

村中:確かに。

金 :チャレンジするから失敗するのであって。

大岩:あの人が必要だって言っていたから失敗してみたいけど、どうやったらいいかもわからないってことに。だからやってみないと失敗はできないという。

村中:そうですね、チャレンジとセットですね、失敗はね。

大岩:人生に壁が立つってよく言うでしょ?僕はチャレンジしている人の前にしか壁は立たないと思っているので。何もやらない人の前にはコブすらできないかなと思っています。昔の人ってよく言ったもんですね、いろんなこと。

村中:思いっきりやればいいんじゃないですか?

金 :そうですね。目の前のことを思いっきり、ダイナミックにやってみる。

大岩:あんまり後先考えずにという感じ?

金 :後先は考えたほうがいいけど、「失敗してもしょうがない」ぐらいでやったほうがいいんじゃないですか。

大岩:なるほど、これはいい話。これはまさに人生につながりますよね。何の業界であっても普遍的なテーマだと思います。今週の金言は、失敗がすべての元になったということでした。ありがとうございました。今日はいろんなお話伺いましたけど、合同会社DMM.comCOOの村中悠介さんにお話を伺いましたが、ちょっと足りなかったので、来週もまたお話の続きを伺えればなと思っております。ちょっと長丁場になりますけど、来週も来てくれるかな?

村中:いいとも!

大岩:これって最強のフレーズだよね。じゃあ「いいとも」をいただきましたので、来週も続きを伺っていければと思います。本日はどうもありがとうございました。

エンディング

大岩:今回は初めてゲストをお招きしました。村中さんとは我々二人とも知り合いでしたけど、キンちゃんはずっと前から知っている方ですよね。

金 :そうですね。でも話を聞いてみると、結構印象が違いましたね。

大岩:シラフで会っているからでしょうかね。

金 :結構バチバチで、目が笑ってないような印象だったんですけど。

大岩:全然フランクそうで。

金 :思ったより何も考えてなかったなって。

大岩:考えるより先に行動しちゃったみたいな。

金 :そうなんですよね。ちょっと印象が違いました。

大岩:やってよかったね。

金 :やってよかったです。二人の仲が深まったなと思います。

大岩:良かったです。さあこの番組ではこの番組では、皆様からのメールを募集しております。番組の感想やゲストへの質問、ラリーさん大好きなど、気軽にお送りください。宛て先はkuwa@rkbr.jpです。そして番組公式のTwitterもあります。アカウントはrkbkuwaで検索してみてください。公式のハッシュタグは #クワダテ です。いろいろ感想などをハッシュタグつけてつぶやくと、我々も読ませていただきますので、よろしくお願いいたします。まだまだ村中さんのお話を伺い切れなかったので、次週もさまざまな面白い話を聞いていきたいと思います。皆さん、ぜひ来週もこの時間お付き合いくださいませ。というわけで私、大岩Larry正志と。

金 :金麗雄でした。

大岩:それではまた来週も企てましょう。バイバイ!

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