お好み焼きサミット(広島サミット)を批判する

異次元の総理大臣は地元の広島でサミットを開いた。その目的は広島のお好み焼きを全世界に広めようとすることであった。しかし、異次元の総理大臣の思惑は外れ、海外に広まったのは大阪のお好み焼きであった。異次元の総理大臣の思惑は完全に外れたのである。でも、異次元の総理大臣はめげない。最近の世論調査では異次元の総理大臣の支持率は30%台に落ち込んでいる。先進国ではありえない。でも異次元の総理大臣は全くめげない。まるで中国の習近平国家主席にそっくりである。

どうして異次元の総理大臣は習近平と同じようにめげないのだろう。めげないどころか二人とも自信たっぷりである。さすが異次元の総理大臣である。
自民党は戦後一貫して一党独裁である。鳩山内閣のように瞬間的に民主党が政権を握ったこともあったが、永続しない。私の大好きな長嶋茂雄の言葉を借りると、「巨人軍は永遠に不滅である」。異次元の総理大臣に言わせると「自民党は永遠に不滅である」と思っているだろう。

何をしても自民党なら許されるのだろうか。私は異次元の総理大臣が一番嫌いなのは「増税」「増税」と叫んでいることである。
我が名古屋市の川村氏は「減税日本」を旗印にしていた。今、一番大事なことは減税であると思う。特に消費減税である。消費減税をすれば、日本は一気に景気循環は良くなるに決まっている。この当たり前のことが異次元の総理大臣には解らない。

私の学生時代、私の友人と二人で北日本一周をした。岐阜から日本海を北上、北海道を一周し、帰りは東京から熱海、名古屋を通ってくるまで一周した。その時のガソリンの値段は100円くらいであったと思う。今ガソリン価格は180円として、40年前より値上がり率がかなり少ないことが解る。
少子化問題も同じである。私の父の時代は貧しかった。貧しいから多くの子供を作った。私の父は8人兄弟の末っ子であった。貧しい国ほど出生率が高いことは常識である。

異次元の総理大臣はあくまでも異次元である。常識が通用しないから異次元なのである。金をつぎ込めば少子化に歯止めがかかると思っている。補助金を出してガソリンの値上げを抑える。まさに異次元の総理大臣の骨頂である。
異次元の総理大臣の増税の根拠は明らかである。本音は軍備拡張であるだろう。しかし、ガソリンの補助金、少子化対策の補助金で増税が必要であると訴える。本当にそうなのであろうか。

補助金こそ日本国家社会主義の最も大きな弊害であると思う。国家は民衆のことに口を出すべきではない。この典型が「安倍のマスク」である。コロナを抑えるために安倍のマスクを政府が作った。しかし、評判が悪く誰も「安倍のマスク」をしなかった。補助金を廃止して減税(消費減税)をするべきである。
問題はガソリンである。何度も言うが、40年前、私が学生時代の時、ガソリンの値段は100円であった。それが今、180円前後である。これは異常に安いとしか言いようがない。物価スライドならガソリン価格は300円程度でもおかしくない。しかし、異次元の総理大臣はガソリン価格を180円程度に維持すると息巻いている。これは絶対におかしい。何故なら異次元の総理大臣は自分の金でガソリン価格を維持しているのではない。すべて税金で、補助金という名目でガソリン価格を統制しているのである。異次元の総理大臣は少子化対策、そしてガソリン価格を維持するために消費税を上げねばならないと言っている。しかし、本音は防衛費増強である。そして増税路線を崩さない。
どうして異次元の総理大臣が、このことを出来るのだろう。
答えは簡単である。日本は自民党独裁という中国共産党より強い国家体制を打ち立てた。選挙が民主主義の象徴であるという意見もある。しかし、プーチンも異次元の総理大臣が尊敬している習近平も選挙制度は異なるが、選挙で選ばれていることには間違いない。
自民党はずるい政党である。私が大好きなダイゴという芸能人がいる。彼の父は竹下登という自民党の総裁であった。彼が消費税を導入したのである。消費税は自民党の願望であった。同じように今の自民党は消費税増税が悲願である。そのための客寄せパンダとして異次元の総理大臣に白羽の矢を立てたとしか思えない。竹下前総理大臣が消費税導入をして政界を引退したように、客寄せパンダの異次元の総理大臣は消費税値上げを達成したら、自民党にとって無用の長物である。一気に岸田おろしが始まるだろう。
しかし、問題はここではない。一旦消費増税が始まると、元には戻らない。異次元の総理大臣は客寄せパンダの役割を終えたのである。しかし、もっと大きな問題は異次元の総理大臣以上の人物が自民党にいないのである。
私は政治のことは全く解らない。しかし、今度の女性の外務大臣は切れ者だという評判である。外交音痴の異次元の総理大臣は、処理水問題などで外交的苦境に立たされている。そして女性の外務大臣を任命した。もしかしたら、この女性の外務大臣が次の日本を担うことになるかもしれない。

今の混沌とした日本政治は、転換点を迎えているのかもしれない。いや、転換点を迎えてほしい。
先進国では党首討論で次の次の首相が大統領が選ばれる。ケネディーとニクソン、ドイツでもメルケル首相が党首討論で選ばれた。そして偉大な足跡を残した。日本も民主化しなければならない。何時までも国家社会主義国ではいけない。
党首討論というと、日本国憲法で少数政党まで討論に加わる。NHKの党首討論を見たことがある。私が名も知れない小さな政党の女性の党首が討論に参加した。テレビに映ったのが嬉しいのだろうか。マイクを握ったら話さない。自民党は一党独裁である。そして維新の会(直弼の会)を巻き込んで、いまや戦前の大政翼賛会のような様相を呈している。

最大の日本の危機は野党にある。直弼の会も政権与党に取り込まれた。今、野党と言えるのは共産党があるが、共産党では心もとない。まさに共産党は異次元の野党なのである。
私は民主党の岡田幹事長が気に入っている。おそらく、民主党きっての論客であると思っている。
曲がりなりにも日本は民主国家である。もしそうなら、消費税増税の議論を、異次元の総理大臣と民主党の岡田幹事長と衆議院選挙の直前にテレビの前で、日本国民が見ている前で討論すべきである。テレビ討論では勝敗は決めれれない。テレビを見た日本国民が、その結果を見て投票するのである。これこそ民主国家である。
きっとサッカーのワールドカップ以上の高視聴率が得られるであろう。
差し当って異次元の総理大臣と岡田幹事長が消費税値上げに関してどのようなテレビ討論となるのだろうか。私はサッカーのワールドカップ以上にワクワクする。しかし、実現不可能だろう。異次元の総理大臣は公務を理由に逃げるに決まっている。これを民主主義というのだろうか。


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