卵巣嚢腫の手術から２年。
先日、また腫瘍ができていたことが判明したので記録に残します。
幸い緊急性のあるものではなさそうで、今は経過観察中です。

１年後に再びＭＲＩ

およそ１年後の2022年、秋。
筋弛緩薬のおかげで頭痛も落ち着いてるし、正直めんどくさかったし、定期的に受診していても先生から「そろそろＭＲＩじゃない？」とか言われなかったけど、律儀に自己申告して予約をとった。

ＭＲＩの画像を見て先生が「今回はラトケ嚢胞が見えない」と言った。
「え、消えたの？」「胎児から残っていたものが急に消えることってあるの？」とか思ったけど、質問する間もなく先生が言葉を続ける。

「下垂体が大きいんですよね」
「下垂体が大きい？」
「肥大してるんです」
「肥大してる……」
いやもう、何を言われているのかわからなくて、先生に言われたのと同じことをくり返すしかできなかった。

ホルモンを調べるための血液検査もしたんだけど、こちらは今回も正常範囲内。
「造影剤を使ってＭＲＩを撮りたい」と言われて了承した。
わからないことだらけだったけど、造影剤を使って撮影するまでは、これ以上は何も言えないんだろうなって思って黙ってた。

そして、帰ってからウェブで検索して、ガンバレルーヤのよしこさんが下垂体の手術した記事とか読んで震えてた。
鼻からの手術こわいよ。
頭を開けるのは、もっとこわいけど。
ホルモン値が正常で他に症状がなければ経過観察になるっぽいと知り、ちょっと安心する。

別の日に再びＭＲＩ。
その結果「下垂体腺腫のように見える」とのことで、大きい病院の脳外科を紹介されることになった。
脳外科という響きに動揺しつつ、顔には出さないように頑張ったよね。
あと、造影剤の針が太くて長くて、検査中ずっと痛かったよね。
抜いたところ見たら３センチくらいあったけど、見間違い？

先生に「今すぐどうこうっていう状態ではないと思うのですが、その判断をしてもらうために脳外科を紹介します」とかなんとか慰められつつ帰宅して、すぐにまたウェブで検索したよね。
※下垂体腺腫について詳しく知りたい場合は、各自で検索してください

基本的には良性とはいえ腫瘍でしょ？
しかも頭の腫瘍でしょ？
万が一に備えて、保険の約款まで読んだわよ。
鼻からの手術でも手術給付金は出るらしく、少し安心した。
手術しなくて済めばそれが一番だけど、手術するってなったら保険金でも出なきゃやってらんないわよ！

画像データを持って、紹介された病院を受診したのが今月のこと。
「悪性を疑う所見なし」「緊急を要するものではない」「とはいえ当院でも検査しておきましょう」とのことで、数か月以内に造影剤を使ってＭＲＩと血液検査をすることになった。

やっぱり下垂体腺腫の可能性が高いらしい。
断定しないのは、細胞を採取して検査しないと確定診断できないから。
そう説明されたら「調べたら悪性って可能性も少しはあるんですか？」って確認しちゃうよね。
「可能性はゼロではないけど、心配いらないと思います」だそうで、一安心。

ちなみに、脳外科の先生は見るからに頭良さそうで、クールだけど穏やかで、信頼できる印象。
この人になら命を預けてもいいなって、直感でそう思った。
問診のとき、面接試験みたいな緊張感があったけども。
おバカはおバカなりに、一生懸命に答えました。

おしまい

※また何か進展あったら書きます