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070 霜を使った急速冷却


(私の研究はこんな感じです)
私の行っている研究は沸騰に関するものです。中でも最近は液体窒素を用いた極低温冷却に力を入れています。液体窒素の中に常温の物体を投入すると,液体窒素と200℃以上の温度差があるため、投入した物体の表面には蒸気の膜が形成されてしまい、液体窒素温度になるまで冷えるのに時間がかかります。私は霜を使うことでこの冷却速度を向上することを図っています。条件によって10倍程度冷却にかかる時間が短縮可能です。

(こんなコラボができたら嬉しい)
私自身が食べることが好きで料理などに興味があります。そ関係でこの冷却促進技術が冷凍食品や食材の急速冷却など食品関係とのコラボレーションが可能ではないかと考えています。 また、液化燃料の運搬や超伝導など極低温冷却が必要なところでの活用が出来れば嬉しいです。

(私、こんなことができます)
私は普段沸騰伝熱に関する研究を行っています。その中でも液体窒素を用いた極低温の冷却の速度向上やメカニズムの解明を目指しています。沸騰現象を観察する必要もあるため、高速度撮影を普段から行っています。
また、赤外レーザー・可視レーザーを用いたミクロンオーダーの液膜厚さ計測技術を持っています。この技術を使って液中の気泡同士が合体する時の気泡間液膜厚さ測定や沸騰気泡の底部に形成されるミクロンオーダーの薄液膜厚さの測定を行っています。

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神奈川大学産学官連携課 sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp