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001 複雑で不確実なこの世の中で一番 ”いい” 電気エネルギー供給システムってどんなのだろう?

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【 私の研究はこんな感じ】 
 電気をみなさんにおくるため、地球上でもっとも大きな人工システムである電力システムがこれまで長い年月をかけて作られてきました。社会の要請に応じて新しい技術要素を取り込みながら、今もなお姿形を変えています。私の研究では、これからの電力システムはどのような技術を選択するべきか、新しいエネルギー技術をどのように取り扱えばいいかを明らかにするために数理最適化や確率モデルを使ったシミュレーションを行っています。現在力を入れて取り組んでいるのは、エネルギー経済シミュレータの開発です。将来の電力需給をシミュレーションして、再生可能エネルギー発電などの経済的・環境的貢献を定量化しています。

【研究の困りごと・こんなコラボをしたい】 
 現在は、発電コストや設備コストを含めた総コストを評価指標としています。その一方で、エネルギー供給に関わるリスク指標(燃料の輸入価格や発電設備製造の環境負荷など)を外部化しています。また、将来の気候変動や経済成長や人口減に伴う電力需要の変化もシミュレーションに含めることができていません。これらの要素は、将来の電力システムをデザインするうえで無視することはできないと思うのですが、専門知識がなく扱いに困っています。これらの専門分野に知見のある方がいればぜひコラボしたいです。

【私はこんなことができます・こんな協力ができます】
 数理最適化や確率モデルを使ったエネルギーシステムのモデリングと解析ができます。エネルギー問題のみならず、複雑かつ多様なプレイヤーがいる社会課題を数理モデルに落とし込み計算機シミュレーションするような形で貢献できます。

【問い合わせ・コメント】
 
神奈川大学研究支援部産官学連携推進課 
sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp