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自己肯定感ってなに?

こんにちは、鯨井です。
今日は「自己肯定感」についての話をしたいと思います。

私は、とにかく自己肯定感の低い人間です。
うつ病になってしまった際に一度ぽっきり心が折れてしまったこともあり、はちゃめちゃに低いと無駄な自負があります。
どのくらい低いかというと、契約社員として働いていた時、自分の仕事に対する周囲からの正当な評価を「過剰な評価だよ…そんなにすごい人間じゃないよ…誰にでもできることだよ…やめて…」と本気で嫌がって受け入れられなかったほどです。
仕事をしながら、会社のマネージャーさんと「どうやったら自己肯定感をあげられるか」をたくさん考えて、色んなことを実践してきました。
本もたくさん読みました。
それでもうまくあげることはできず、体調を崩して退職。
退職後は毎日お風呂に入ることもできず(最長一週間は入れませんでした)、一日中ベッドでボーッとしている日々が続きました。
かろうじて寝る前の歯磨きだけはできていて、これだけは、自分の中の最低限のラインとしてここを守るのが精一杯、といった感じでした。

そんな日々が続くこと約一年。
退職後すぐの頃より外に出られるようになったり、一日置きでならお風呂にも入れるようになった頃、ふと思ったことがありました。
それが、「自己肯定感なんてないのでは?」でした。
ない、というと少し大げさかもしれません。
が、その時思ったことを素直に書くと上記の言葉が頭の中にぽんと浮かんできました。

例えば、朝と夜に歯磨きをすること、三食ご飯を食べること、ゆっくりお風呂に入り、体の汚れを落とすこと、お風呂に入れなくても洗顔とスキンケアはすること。
そういう、日常の当たり前を疎かにせず、自分で自分を大切にしてあげること。
うつ病になると、こういう当たり前のことができなくなっていきます。
できないことで自分を責める気持ちが生まれてしまいますし、できないことが増えるたび自分を肯定する力というのはどんどん下がっていきます。
しかし、「自分を肯定する」というのは、こういう当たり前を当たり前と思わず「自分を大切にできている自分は偉い」と褒めることがまず大切なことなのかなと思いました。

当時の私に必要だったのはまずその「下地作り」をすることで、いきなり自己肯定感をあげて精神を安定させよう!という取り組みはハードルが高過ぎたのかな、と思います。
だから、自己肯定感が低くて悩んでいる人は別に無理して一生懸命色んなことをやろうとしなくていいし、「自己肯定感を高めなきゃ!」って謎の使命感に駆られる必要はないし、しんどい思いしてまでやりたくないことをやらなくていいのかもしれません。
自分を大切にできている、と自分が思えれば、まずはそれだけでOK、大丈夫!
こんな風に下地作りからはじめていけば、自然とそのままの自分を認めて受け入れられるようになるかな、と思います。

とはいえ、これに関しては私もまだまだ実践中、実験段階です。
なので、今後もこの下地作りを地道にがんばって行こうかなと思います。
また進捗報告なども上げていきますのでよろしくお願いします。
それでは、本日の記事はここまで。
お付き合いありがとうございました。

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