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うつ病の『意外とこれがツラい』

こんにちは、鯨井です。
前回までの記事で、私の病歴について詳しく書きました。
今回の記事では、なかなか理解されにくい「うつ病の『意外とこれがツラい』」について綴っていこうと思います。

!注意書き!
※ど素人ががんばって調べた知識で書いています。詳しい方は、間違っていたら『優しく』訂正してくださると嬉しいです。鯨井は繊細な生き物です

これまで何度か「身体症状」という言葉を使っていたかと思います。
「うつって精神疾患(心の病気)なんじゃないの?」
「どうして身体に影響が出るの?」
と思った方もいたのではないでしょうか。
これ、実はちょっと違います。

うつ病というのは、強いストレスが精神や身体にかかることで起きる「脳のバグ」のようなものです。
心身を健康に保つための物質を脳がうまく生成できなくなり、精神(場合によっては身体)に支障をきたす病気を「うつ病」といいます。
この脳のバグについては抗うつ剤などの薬で補うことが可能ですが、身体症状については人によって様々ですし薬ではどうにもならない場合も多いのです。
特に、「うつ病に伴う身体症状」がなぜ出てしまうのか、というのはまだ解明されていないそうで、原因がわからないため対症療法しかできない場合がほとんどのようです。
そもそもうつ病そのものがまだまだ謎の部分が多く、解明されていないことばかりみたいなので、これからもっと研究が進むといいなぁという感じですね。

さて、前置きが長くなりました。
私の身体症状の変化についてです。

前回の記事で、身体症状について下記のように書きました。

『私の場合、現われたのは一言で表すと「ソワソワ」でした。
椅子に座っているとお尻のあたりがムズムズして座っていられず、立ってもじっとしていられなくて、うろうろと歩き回りたくなるような衝動があり、とにかくじっとしているのがつらい。
この症状が出ている間は心理的にも強い焦燥感があり、しかし思考はぐちゃぐちゃでまとまらず、考え事ができる状態ではありません。』

この症状は現在も続いていますが、三年ほど前からこれに「ドキドキ」が追加されました。

何が起きたのか自分でもよくわかっていないのですが、ソワソワとは別にドキドキの症状が起きるようになったのです。
症状としては、心臓から胃のあたりまでの内臓が連動しているようにドキドキと動いているのがはっきりわかる、といった感じです。
その「ドキドキ」の音が身体中に響く感じがしてとにかく不快で、一度これが始まると他のことに集中できなくなります。
ソワソワの場合は心理的・精神的なものが原因なので精神安定剤で治まるのですが、ドキドキの場合は原因が完全に不明なうえ、完全に「身体的」なものなので物理的に脈拍を抑えるしかありません。(しかも、このことがわかるまでに半年は時間がかかりました)

今の私の最大の課題はこの「ドキドキ」の正体をつきとめ、症状が出ないようにすることになっています。
この症状、朝起きた瞬間にはもうなっていたり、ドキドキのせいで起きたりすることが多々あるため、場合によっては「朝から一歩も動けません」、みたいな日が発生します。
もちろん症状が軽い日も存在します。
薬を飲まなくても勝手に治まってくれる時もありますし、ベッドで横になって「大丈夫大丈夫、問題ないない、心臓が動いてるだけだから」と自分に言い聞かせていると治まることもあります。
私の身体症状についてはこんな感じです。

身体症状は本当に千差万別なので、これ以外にも色々あると思います。
あくまで「私の場合はこれが出るよ、しんどいよ」というだけなので、他のうつ病の方に必ずしも当てはまるものではありませんのでご注意ください。
周囲に身体症状で困っているうつ病の方がいたら、ご本人に「どういうサポートが嬉しい」か聞いてみてあげてください。

本日の記事はここまで。
次のテーマは追々決めようと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。

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