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【インドネシアの気候】雨季と乾季の違いと注意する点まとめ

インドネシアでは、赤道直下に位置するため、四季はなく、大きく分けて雨季と乾季が存在します。そのため、1年中同じような気温で住むことができます。

おおむね5~10月が乾季で、11~4月が雨季となります。乾季は湿度があまり高くならずに過ごしやすいですが、雨季は午後になるとスコールのような大雨が降り、湿度も高くなります。

それぞれの季節の違いと季節ならではの注意点をまとめました。

インドネシアの乾季

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インドネシア乾季の特徴は、湿度が低めで快晴の日が続くことです。

海や景色のきれいさは断然乾季がおすすめです。特に太陽の照り具合によって海の見え方は全く違います。ダイビングやシュノーケリングをしたい方は、海の透明度が高い乾季が最高です。

しかし雨が少ないとはいえ、全く降らないわけではないので、雨具は必須アイテムです。

乾季のジャカルタの平均最高気温は32℃〜33℃、平均最低気温は25℃位です。

乾季の注意点

紫外線が強すぎる!

雨がほとんど降らないので、外出しやすい季節ですが、赤道直下の国なので日差しの強さは想像以上です。外を長時間歩く時は、帽子、飲料水を準備しましょう。

週末に山や海で泳ぐ時は、必ず日焼け止めが必須です。UVカットする長袖があるとなおさらよいでしょう。海に日焼け止めしないで行った時、その後の1週間は体中湿疹が起き、大変な思いをしたことがあります。それぐらい、日差しの強さがうかがえます。

クーラーが寒すぎる!

ショッピングモール、飛行機の中、会社やホテルなどの室内は、日本に比べエアコンが効きすぎていている傾向があります。外と室内の気温差が大きく、汗が引いて寒気を感じることがあります。熱帯のインドネシアで風邪を引いてしまうことも多いので、長袖の上着を持ち歩くことをおすすめします。風邪にご用心です!

インドネシアの雨季

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インドネシアの雨季の特徴は、湿度も高く蒸し暑い日が続きます。しかし、「雨季」の期間、毎日ずっと雨が降るというわけではありません。

スコールと呼ばれる、バケツをひっくり返したような激しい雨が短時間のうちに降ることがほとんどです。

ドリアンやマンゴー、ランブータンなどの南国フルーツが旬な時期なので、甘いおいしい果物を食べる良い季節となります。

1月から2月にかけて、一番降水量が多く、8~9月の5倍ほどの降水量があると言われています。

雨季のジャカルタの平均最高気温は28℃〜30℃、平均最低気温は25℃位です。

雨季の注意点

突然スコールがやってくる!

インドネシアのスコールは、バケツの水をひっくり返したような水の量が数分で降ってきます。一気にザァーと降り、数分で止みます。そのため、予測がしづらいです。「あっ、スコールかも?」って思った時には手遅れで、全身ずぶ濡れなんてこともしばしばです。雲の動きを見て、黒い雲や遠くで雷鳴が聞こえたら、屋内へ避難しましょう。

洪水がひどすぎるレベル!

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ジャカルタでは、毎年膝下まで浸かる洪水が頻繁に起きています。
他のアジア諸国のスコールとは異なり、インドネシアでは数日間にわたって雨が降り続くことがあります。降雨のピークは1下旬から2月上旬。この時期には、各地で洪水がおこります。

ジャカルタの40%は海抜0m以下の低地であり、下水インフラが整備されていないため、大雨が降るとあっという間に道路は冠水し、あちこちで交通渋滞が起こります。冠水時は、道路と側溝や川の境目が分からなくなり、水の事故も多くなるので無理をして歩いて移動しないようにしましょう。

その中をビショビショになりながら進む車やバイクは見ものです。
洪水の中で水遊びをする子供を良く見かけます。

道路が冠水し、道が渋滞する可能性があるので雨季の遠出は避けるなど余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします!

感電事故・火災・停電が頻繁に発生!

浸水による電気のショートで、感電事故や火災が発生することもあります。
各地で停電が多発するので、慌てず、復旧を待ちましょう。
小さな懐中電灯があると便利です。

デング熱が危険!

雨季は、水たまりが多くなり蚊が増えるため、度々デング熱が流行します。ひとたびデング熱にかかってしまうと、40度以上の高熱にうなされ、大変な思いをされている人が多くいます。特に、ゴルフ場で蚊にさされてデング熱になったという声を良く聞きます。
虫除けスプレーなど、対策もお忘れなく。

食中毒が危険!

雨ばかり降ると湿気の影響で、カビが生え、生物が腐りやすくなっています。
インドネシアは、日本のように衛生面がしっかりしていないので、ワルン(屋台)では腐りかけの食べ物が提供される可能性があります。食中毒でお腹を壊すのも、雨季が多いです。

免疫力の低下にもつながりますので、病気になる可能性も多い季節です。雨季はできるだけ、生物は避けたほうが無難です。

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天気予報は無視レベル!

まったくあてにならないので、そもそも天気予報を見ません。雨がいつ降るかは神のみぞ知る!ではないですが、雨季は毎日降るので、天気予報を見るまでもありません。

気温もほとんど変わらないので、毎日同じ服装で、何も考えずに済みます。ストレスも全く溜まりませんので、セミリタイヤではかなりおすすめです。

まとめ インドネシアと日本の夏を比較

雨季と乾季を通じて、インドネシアの場合、場所によっても異なるのですが、平均最高気温は32℃前後、平均最低気温は25℃前後となっています。

日本の夏は、最近最高気温が35℃ほどになる日も珍しくなく、湿度もあるので、非常に不快で暑いですよね。

ジャカルタでも、ほとんどが30~33℃止まりで、34℃を超えることは滅多にありません。湿度が低く、カラッとしています。
インドネシアは、日本の夏よりも過ごしやすく、快適といえるでしょう。

インドネシアならではの注意点は色々ありますが、シーズン毎に快適に過ごしていきたいものです。

いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。サポートしていただければ、いつも新鮮な魚を獲ってきてくれるインドネシア南スラウェシ州マカッサルの漁民達が少しでも生活が豊かになるような、国際協力に役立てさせていただきます。今はコロナでインドネシアに行けませんが来年から本格始動します。