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ソフトボール部の清楚系巨乳はクソビッチになるという説

こんにちは、クズナノカです。
前回のクズの取り合いから1年。
高校生になったボクは、ソフトボール部の清楚系の可愛いMちゃんを、同じクラスのJくん、その彼女のYちゃんに紹介してもらう。

Jくんはクラスのムードメーカー的存在で、学級委員長を務める文系、高身長、メガネ男子とモテ要素をけっこう兼ね備えたやつだった。
だから女子は黙っていないので、もちろん彼女がいた。
そのJくんの彼女は「ドクタースランプアラレちゃん」の主人公アラレちゃんにそっくりな容姿で、黒縁の大きな眼鏡の目がくりくりした可愛い子、そのまま「アラレちゃん」とあだ名をつけられていて、Jくんはまわりの男どもから妬まれることが多々あった。
Jくんとボクは同じバスケット部に入り、レギュラー目指して頑張っていたが、可愛い彼女を持ったおかげで、バスケット部の先輩にも妬まれてバスケット部を辞めていく。

Jくんは学校から家が遠く、原チャリの免許を取るまでは、JRで通学していて、週末にはボクもJRに乗ってJくんの家に遊びにいっていた。
当時はあまり何も考えなかったが、Jくんは両親がいなくておじいちゃん、おばあちゃんと暮らしていた。
Jくんは他人のためなら火の中水の中気質で、誰かが困っていなくても世話を焼くタイプの男子だった。
両親がなく、祖父母に育てられ他の人以上に愛情を受け育ったからなのだろうと今になって思う。

Jくんの彼女のYちゃんは、ちょっとJくんと似ていることろがあって、もしくはリスペクトから真似していたのか、やはり他人に世話を焼くタイプ。
女子ソフトボール部に入っていて、学校の正面のグラウンドで他の部活が終わってからもソフトボールの練習をしていた。
当時、屋外でやる部活動は放課後、日が高いうちは日射病を避けるため、教室で基礎体力をやって日が傾いてから、グラウンドに出て練習するという措置をとっていたため、遅くまで部活動をすることが多かった。

いつもJくんとバスケット部の練習後、Yちゃんの練習風景を見学(ブルマ姿を拝み)に行っていた。

ある日、いつもと同じように見学(ブルマ姿を拝み)していると練習の休憩中に、Yちゃんが同じソフトボール部の今回の主人公Mちゃんを連れてきて、4人で話することがあった。
Mちゃんは、大人しい感じの子で「え?スポーツできる?」ってぐらいのおっとり風に見える。いわゆる清楚系女子である。
中学時代にSMを経験してしまったボクとは不釣り合いな感じの子で、こんな子と会話するのも傍から見ると「ん?何か事件ですか?」ぐらい清楚。

そしてなんと巨乳ちゃん。
清楚系巨乳ちゃん。

文系学級委員長の高身長メガネ男子Jくんとアラレちゃん系クリクリおめめの可愛い系女子のYちゃん、清楚系巨乳Mちゃんとクズなボクが楽しそうにはなす姿を見ていた先輩たちは「1ねーん!イチャオチャすんなよー!」と外野から野次を飛ばすのが日常になっていた。
ある日、Jくんの家で4人で遊ぼうということになり、Yちゃん、Mちゃん、ボクの3人でJRに乗ってJくんの家に行った。

海行ったり、海に行ったり、海に行ったり。
そうJくんの家はまわりは海しかなく、海に行くしかなかった。

実はボクの実家も玄関開けると目の前が海。
海は飽き飽きしていて、Jくんの家に行ったからと言って「わぁ!海キレイ!」とはならない。MちゃんもYちゃんもボクと同じく海街育ちなので、誰も興奮はしていなかった。
そんな平常運転の中、ボクかMちゃんかが告白して付き合うことになった。
(実はどっちがどうやって告白したか覚えてなかったので、今でも付き合いのあるMちゃんにLINEで聞いたのだ。結果、どちらも覚えてなかったので、付き合うきっかけを割愛するという羽目になっている。)

Mちゃんについて、ちょっと詳しく書いておく。
同級生のMちゃんは一見、清楚でおとなしい感じで、目が合うといつもハニカム、いわゆるキュンキュン清楚巨乳女子。
だけど、家庭環境は複雑で、もともと東京出身で両親と弟、Mちゃんの4人家族だったのだが、親の離婚を機にお母さんと弟、Mちゃんだけ田舎に引っ越してきていた。
おかあさんは見た目Mちゃんと正反対で、田舎の小さなスナック経営をしていて、にぎやかなお母さんだった。
Mちゃんと弟は顔がそっくりで、弟はMちゃんとは真逆でヤンキーだった。
昔のヤンキーといえば、ビー・バップ・ハイスクールみたいなリーゼントにボンタン、短ラン的なものを思い浮かべるけど、弟は当時珍しいオシャレヤンキーだった。
すごく仲のいい姉弟でボクは嫉妬することもあった。

そんなMちゃんとの付き合いは、10ヶ月に1回破局を迎えるという、くっついたり離れたりを高校3年間繰り返していた。
離れている間、ボクは他の人といい感じになったりもしていたが、結局うまくいかずMちゃんとまたやり直していた。
当時、友達から「また元鞘(もとさや)?」と言われていて、初めて元鞘の意味も知った。

ちなみにMちゃんと離れている間、いい感じになった1つ上のバスケットボール部のA先輩がいたのだが、このA先輩の家もスナックをやっていて、しかも家がMちゃんちの目の前。
部活が終わり、A先輩から「送って行って!」と言われ、家まで送るとMちゃんが家の中から見ているというカオス。
ついでに女の子と一緒に帰るということが、はずかしくて誰も通らないような裏道を歩いて帰っていると、自分の母親が運転する車とすれ違い徐行されるというカオスも体験する。
家に帰ると母親から「あんた、はずかしいことしないでよ!」って何をどうすればいいのか分からない言葉をいただいた。

これと言って特別なイベントもなく、離れたりくっついたりを繰り返しながら高校の卒業式を迎えた。
無事にボクも卒業でき、めでたく後輩のクソヤンキー女子に学ランの第2ボタンねだられた。(※クソヤンキーとは、この後なにもない)
第2ボタンをねだられたあと、Mちゃんに誘われMちゃんちに遊びに行くことになり、本日2回めの卒業式を晴れて迎えることができたのだ。
あの清楚系巨乳オバケのMちゃんから誘われたのだ。清楚は誘わない説、総崩れ。
生々しく書くとBANされそうなので、あっさり書くと、まずゴム持ってない、入口が分からない、恥ずかしい、外にって言われたのに中田氏、こんな感じである。
1日で高校と童貞を卒業したボクは、この日から「妊娠してたらどうしよう…」な日々が始まるのだった。
結果はMちゃんから「アレきた!」って報告をもらって一件落着だった。
しかしボクは1つ気なってたいることがあった。Mちゃんが慣れていたこと。ぜったい初めてじゃないなってこと。いつの間に?ってこと。
実はMちゃん、ボクがA先輩と一緒に帰るという純愛イベントをこなしている間、大学生の彼氏ができて、さっさと済ませていたのだと本人から聞いた。
いや、本人が言うなってね。

高校を卒業して地元を離れたボクは、地元に残って就職したMちゃんとしばらくの間、遠距離をしていた。
当時、携帯もないので1ヶ月に1回は、どちらかが会いに行くイベントを重ねて愛を育んでいたのだが、2人共疲れてきて自然消滅した。
地元を離れて3年、仕事を辞めたボクは、地元に帰る。
地元で働くMちゃんと再会し、自然とまた付き合うようになった。

当時ガソリンスタンドで働いていて、毎日のように会い、お互いの家にも遊びに行くようになっていた。
Mちゃんのお母さんは再婚し、なんとボクらの同級生(男)のお父さんが新しいお父さんになっていた。
ちょっと分かりづらいので説明すると、ボク、Mちゃんが通っていた高校にKくんという同級生がいて、そのKくんのお父さんとMちゃんのお母さんが再婚したためKくんがMちゃんと兄妹になっていて、なんとも不思議な状況である。ちなみにKくんとMちゃんは高校の3年間ずっと同じクラス、これまたカオスである。
そんな新しいお父さんともボクはうまくやっていたと思う。

そんなときにイベントは起こる。
Mちゃんが妊娠したのだ。
打ち明けられたボクは、飛んで喜んだ。
2人で話し合って、まずはボクの両親に話をすることになった。
父親は無口な職人だったので、当然何も言わない。その代わり母親が「Mちゃんの両親が許してくれるなら反対はしないから、ちゃんと謝って許してもらいなさい。」と言ってくれた。

Mちゃんの両親にはMちゃんが前もって話をしていてくれることになって、ボクは自分の両親を連れてお詫びと「娘さんをくださいイベント」をすることになった。

当日、緊張しながら両親とMちゃんのうちにいった。
すると何か様子がおかしい。
玄関で新しいお父さんの機嫌が悪い。
一気に親子3人顔が引き攣る。
家に上がり、新しいお父さんが言った言葉を今でも鮮明に覚えている。

「うちのMはオマエにはやれない。妊娠してるのも気付いていた。オレはM体調が心配で毎日Mのパンツをチェックしているんだ。」

え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え?
パンツチェック?

これを聞いたボクとボクの両親は「あ ぜ ん」
Mちゃんと結婚して新しい命を育てたいという気持ちは一瞬にして忘れていました。
普段、無口なボクの父親がMちゃんの父親に向かって「オマエは本当の父親じゃないだろ?そんなこと聞いてMちゃんはどう思うか考えろ!」と言い放ったのだ。
ボクの母親とMちゃんは泣いていたのを覚えている。ボクはただただパニック。

その後、Mちゃん家族でどんな話がされたのかは分からないが、残念なことにせっかく宿った小さな命はなかったことにされてしまった。
ボクは納得がいかず、しばらく経ってからMちゃんが仕事が終わる頃を見計らって職場まで行き、話をした。
が、Mちゃんは「ごめんなさいごめんなさい」と謝るばかりで、それ以上何も言ってはくれなかった。

Mちゃんのことは諦めたボクは、色んな感情を中途半端に引きずったまま色んなことに挑戦していく。レーサーのライセンスを取得し、カーレースに出場したり、木を切り出して、スピーカーボックスを自作したり、車を1台、自家塗装したり、とにかくやりたいことを次々にこなしていった。
そしてMちゃんのその後を友達に聞いたとき、複雑な気持ちになるのであった。

ボクがMちゃんの職場に押しかけたころ、Mちゃんにお見合いをしていたらしく、相手は山を持っている名家の息子で、畳屋に務める真面目な人だった。
田舎あるあるのお金持ち表現。
デマだと思うのだけど「ボクそっくりな息子がいる」ということも聞いた。実際に子供を見たことがあるが、ぜんぜん似ていない。
きっと他人が面白可笑しくうわさ話を捏造したんだと思う。
こういう根も葉もないうわさ話は、ボクはいいのだがMちゃんと旦那さんの仲に関わってくる、旦那さんにしてみればいい迷惑だ。

それから数年間、ボクの実家の近くにMちゃん家族は住んでいたが、不思議とバッタリ会ったのは1回のみ。
Mちゃんはバツが悪そうに、旦那の影に隠れた。このときお別れしてから10年ぐらい経っていたので、何も意識することない思うんだが。

それから更に10年ほど過ぎて、お互いいい大人になったころ、たまたま入ったパチンコ店にMちゃんがいるのを発見。
ボクはパチンコはしない、ただ移動途中にトイレに立ち寄っただけだった。
余談だが、最近のパチンコ店は禁煙だし、冷暖房はもちろん完備、トイレはめちゃめちゃキレイで落ち着いてことを済ますことができ、おすすめトイレスポットだと思う。
話を戻して、さすがにMちゃんも蟠りみたいなものはなくなっていて、普通に声をかけられた。
お互い現在の仕事のとこ、家庭のことを話し、流れでLINE交換もした。

後日、Mちゃんからドライブの誘いが来て、夜のドライブをすることになった。
旦那には何て言って出てきたのかが気になったので聞いてみたら、パチンコに行っていることになっていて、ちょっと罪悪感と、あのころの清楚さはどこに…という感じであった。
Mちゃんの運転で適当にドライブしながら、いろんな思い出話をし、その日は帰った。
この頃からちょくちょくドライブするようになり、一人暮らしだったボクの家に来て話すこともあった。

ある日Mちゃんが「今日は相談がある」というので、家で待っていた。
その相談は「嫉妬からケンカをしてしまい、もう別れようと思う」ということだった。
旦那さんにウソついて出てきてる以外にやましいことはなかったが「いやいや手は出してないけど、それを言っても信じてはもらえないのかー」と思ったボクは無い脳みそをフル回転させて、誤解だと分かってもらえるには、同説明したもんかと考えていた。
手は出していないとはいえ、昔の元カレの家に行って楽しそうに話してるとか、ボクだったら許せるかなーって思うと何かよく分からな覚悟を決めたのを覚えている。

というのはボクの勘違いか、Mちゃんの語彙力のなさかは定かではないが、まずMちゃんのケンカ相手は自分の浮気相手(ボクではない)、そして別れる別れないも浮気相手(ボクではない)、要するにMちゃんは浮気をしていて、その浮気相手とケンカして別れる別れない状況だと。何に嫉妬していたかと言うとMちゃんの浮気相手はMちゃんの旦那さんに嫉妬、Mちゃんは浮気相手の奥さんに嫉妬。

なにこのパラダイスクズ。

どう思う?に対して「別れろクズ」と返しておきました。

高校生のころ清楚系巨乳なMちゃんと出会い、ボクにはもったいない人だなと思ったけどお付き合いし、何度別れても元に戻り高校卒業してお父さんが義娘のパンツを毎日確認というド変態イベントがあり(ちなみにド変態義父とお母さんは離婚済)、ボクの心はズタボロでやっと立ち直ってMちゃんと再開し、何の蟠りもなく友達付き合いできていたのに、清楚系巨乳がクソビッチになっていた。
これがニンゲンの真理だと悟りました。

義父のド変態イベントが何を意味していたのか、聞けず終いなのだが、もうそんなことはどうでもいい。
Mちゃんには、結婚記念日に毎年、アクセサリーをサプライズで贈ってくれるという旦那さんを、ボクのためにも大切にしてほしいと思う。

余談だが、アクセサリーを贈る旦那さんのことを知ったのは、Mちゃんが浮気相手のことを相談にきた夜、帰ったあとにFacebookで「今日は結婚記念日だった!忘れてた!」って投稿していたからだ。

神聖クソビッチ。

でも未だにLINEのやり取りぐらいはする、いい友達です。


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