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聴いた曲を紹介する日記(2023年6月8日)第89回:パンダピラニア/松平健

パンダピラニア/松平健

新譜情報で見つけた瞬間、思わず「どういうこと?」と声が出てしまったまさかの新曲。

元は、芸人コンビのチョコレートプラネットが芸人の岡野陽一と「有吉の壁」で歌ネタとして作った、岡野演じる「架空の国、イベンギの国民的スーパースター、キンパ・ニー(kinnpa nny)」が「本国で3兆枚CDを売った大ヒットソング」(という設定のオリジナルソング)"Panda Piranha"(もうこの説明だけでわからない人には意味わかんないと思う)。

このオリジナルソング自体、きちんと岡野陽一出演のそれっぽいMVが作られ、楽曲も配信していたのだけど、その次の展開として「大ヒット海外楽曲、日本語カバーされがち」という文脈で、チョコプラの長田さんがダメ元で松平健さんに日本語カバーをオファーしたら快諾いただき実現したもの、らしい(下記の囲み取材会の動画参照)
……もう、どう説明しようとしても説明がとっ散らかる(;´Д`)

しかし、元が「芸人の歌ネタ」とはいえ、オリジナルソングを完成度高く仕上げてくるのはチョコプラ(とその周りの関係者)の芸人としての凄さだし、それを「知らない人に楽曲の世界観を真っ向から丁寧に説明しようとすると意味や意図がわからなすぎて大渋滞を起こすが、聴いて、見て、ただただ楽しい曲」の個人的ベストであると同時に、世間的にもおそらく文句なしの代表曲になるであろう「マツケンサンバⅡ」をパフォーマンスした松平健がカバーすることで、こんなにも「とにかく意味はわからないが、たたただ多幸感に包まれる曲」になるのか……と、笑いと同時に驚きもあった。

現実にありえそうと思えるシチュエーションから拡張させた現実には存在しない物語をありえそうと思えてしまうリアリティで見せるタイプのお笑い、好きなのだけど、チョコプラの歌モノ企画のネタも、この路線で毎回完成度高くて好き。


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