聴いた曲を紹介する日記(番外編):YMOの「RYDEEN」作曲経緯の話

他の人のnoteをいろいろ見ている中でYMOの「RYDEEN」の作曲経緯の話を見かけたので、以前別のSNSに書いた文章を再編集してお届けします。

RYDEEN、ファンの間ではずっと「高橋幸宏の鼻歌を坂本龍一がキーボードで形にした→クレジット上は高橋幸宏作曲」が最有力の定説だったと認識しているけど、これはおそらく「坂本龍一が自身の記憶としてインタビューなどで語ったものを、後に本人もファンもYMOについて語られた情報や文章もみんなが公式設定として引用、認識した結果」で、実際は、当時の初代マネージャーが2011年に語ったところによると「高橋幸宏がキーボードで作ってスタジオに持ってきた」らしく、その話、やりとりを見てからは、この「初代マネージャーの証言」が自分の中で最有力です。

2011年にTwitter上で坂本龍一がYMO当時の記憶の整理を呼びかけ、高橋幸宏が会話に参加した中で、二人の記憶が合わなかったり、二人ともはっきりとは覚えていなかったところに(坂本龍一の記憶の「バーで飲んでたときに高橋幸宏が鼻歌で示したアイデアを自分が紙ナプキンにメモして形にした」は、高橋幸宏の記憶では「それは中国女じゃない?」らしい)初代マネージャーが会話に参加して「RYDEENは高橋幸宏がキーボードで作ってスタジオに持ってきましたよ」と。

二人とも「よく覚えていたなあ」と、初代マネージャーの話を否定も肯定もしてないので、これが事実なのかもわからないし、初代マネージャーのこの記憶すらも正しいかどうかはわからないのだけど(少なくとも初代マネージャー以外に現世で本人に確認する術は失われてしまった)、自分の中では、もう、これが公式設定という認識。
勿論、最終的な編曲は3人によるものだっただろうし、その中で坂本龍一が果たした役割が大きいのも間違いないだろうけども。
これに限らず、こういう、公式記録外の何気ない記憶や記録、大事だなあと思う。

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