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【無料公開】〈何より締め心地が最高であることについて〉

2023.5.22 卯月三日 おはようございます。
個展も残り2日、今週末土日で閉幕です。長丁場で、中にマルシェ的イベントとワークショップが挟まり、ハクチョウやマガンの渡りに触れ、最近は田植えの時期で水田に水が入り、農家さんが雨の中でも田植え作業をしているという風景にも触れ、全体として大変大掛かりな個展でしたので、いつにも増して感慨深いです。

昨今、AIが話題になりがちですが、人間がフィジカルに存在する以上、衣服、食、住まいは、どうしても必要な訳で、その部分は、従来の〜土に根差した〜自然との接点は外せず、そこが一番シビアで、コントロールの効かない部分である訳なのですが、最新技術の最先端を行く方達は、そこに関しては、どのようにお考えなのだろう?という事が、私としては、とても気になっています。

さて、話は「葛布」のことになりますが、個展期間中は全日程、葛布の帯を締め続けています(写真)。

ファッションや「キモノ」という観点からいくと、「柄」や「色」に話は行きがちですが、葛布の帯の場合、それより何より、「締め心地が最高」であることを、強調したいです。これは、葛布の帯をお持ちの方からのご感想でも、良く頂きます。
ポジショントーク的かもしれませんが、私は、この帯(写真)、締めれば締めるほど大好きになってしまって、愛おしくて仕方ありません。

ですから、みなさんがご自身で織られた葛布の帯も、自信を持って、沢山お使いになると、良いと思います。

それでは今日も良い一日を!良い1週間となりますように。

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