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髑髏城の七人 season花 を見ました(ウサギノヴィッチ)

 WOWOWに入った。
 気まぐれというか、お芝居をたくさん見たいっていう衝動にかられたから。
 WOWOWなら、新感線や大人計画やNODA・MAPが見れるからいいかなぁって思ったし、付属して、なんか好きなバンドのライブも見れるんじゃないかなとか思った。そんな高くないし。
 
 んで、入会して一発目のお芝居が新感線『髑髏城の七人 season花』でした。
 髑髏城は、再演の頃から見てるし、赤ドクロ青ドクロのDVDBOX持ってて、昔はよく見てた。
 最近は、新感線からとんと離れていて、たぶん最後に見たのは『五右衛門ロック』のDVDだと思う。
 新感線はとにかくチケットが取れないイメージがあって生では見たことはない。一度いいから見てみたいとは思うけど、なんか尻込みをしてしまう。
 だから、WOWOWだったり、ゲキシネだったり、DVDがほんとにありがたい存在だったりする。
 
 あらすじは、信長が本能寺で討死にして、秀吉が天下泰平をしようとしている時、関東に髑髏党と名乗る侍たちが髑髏城を建てた。そこから逃げ出した一人の女が髑髏党に追われている。それを助けるのが主人公の捨之介だった。そこから、過去の因果に導かれてるかのように、髑髏党と戦う者たちが髑髏城に吸い寄せられていく。
 
 ほんとのあらすじはもっと長いっす。こんなんじゃ書けない。でも、それは、僕のこれからの感想を書きながら知っていってほしいかなと思いました。
 
 まずは、大きな感想をば。
 いやぁ、演劇というか、エンターテインメントとして立派になっていたような気がします。だいたい三時間くらいあるんですが、それがけっこう気にならなかったかなっていうのがあります。新しい、三六○度回転する舞台なので、場転の際には、暗転とかそういうものはなく、映像で状況を把握させるような仕掛けがあったので、それも集中して見てられたのかなと思います。
 残念なのは、僕の錯覚かもしれませんが、殺陣がなんかしょぼいところがあった気がします。だれとは言いませんが。すごく不慣れな感じあったような気がするし、セリフと合わせてやってるのは、なんか変な感じがしました。
 細かい所は、ほんとに先にも言ったようにエンターテインメントなんですよね。演劇だけど、小劇場のようなものではなくて大劇場のようなものになってる。ただ、新感線らしいっちゃあらしいんだけど、ギャグが少なくてなんかそれがつまらなかった。ギャグシーンもあったのだけれど、客席の笑い声が入ってるところが少なくて、これウケてるの? ってなった。
 捨之介をやった小栗旬は、捨之介に見えたのが、驚きだったかな。その、コピー元に古田新太が見え隠れするけど、それはそれとしていいかな思う。
 今回のMVPは、天魔王(髑髏党のボス)を演じた成河だと思う。というか、僕はこの芝居を見る時にどちらかと言うと、捨之介よりも天魔王に気持ちが行ってしまう。狂ったボスみたいなのって、なんか憧れてしまう。今回の天魔王のギミックとして、左下半身が不自由というのがあるんだけど、それが見事にマッチしていて僕的には好印象でした。
 あと、ズルいなと思った役者は、古田新太ですね。ネジが緩んだ刀鍛冶の役なんですが、かなり好き勝手やっている。あぁ、この人しかできないかもしれないと思いながら見てた。ただ、クライマックスの百人斬りのときは、もっとカッコイイパフォーマンスで見たかったかもしれない。なんか口惜しい感じがしました
 
 そんな感じで、久しぶりに芝居を見て感想を書いて見ました。なんかざっくりした感じだけど、WOWOW入れば、再放送やるだろうし、ゲキシネもやるだろうし、YouTubeでも、映像転がってるので、気になった方は見てみてください。
 
 それでは。

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