私の山道具ノート「登山靴」①

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2011年の初夏、会社の先輩に誘われてハイキングに出かけたのが私の山登りの始まりです。その時は道具など何も持っていないので、楽天で買った15リットルのリュックサック、靴はウォーキング用のスニーカー、雨具なんてビニールの合羽でした。このときは舗装路のある低山だったのですが、そのときの小さな山頂での達成感とおにぎりの美味しさが忘れられず、いつか本当の山を登ってみたいと思うように思ったのがキッカケです。とはいえ、もともと多趣味でこれ以上お金のかかる趣味を増やしたくなかったのでたまにウォーキング用スニーカーでハイキングに出かけられればいいやと思っていました。

最初の出会いはネットで山情報を見ていたとき。コロンビアの軽登山靴にひとめ惚れしてしまったのでした。お値段は1万円を少し切るくらい。最初の道具としてはちょうどよいレベルのものだと思いました。たまたま楽天ポイントがたまっていたので、それを使って思い切って買いました。

Columbia Madruga Peak 3 。防水機能はオムニテックというコロンビア独自開発ものです。黄色と、茶と水色の組み合わせにズギュンとやられてしまったのでした。

しかしいきなり買ったのではありません。通信販売はよく利用するのでコツは掴んでいますが、さすがにスポーツ用の靴を試しもしないで買うわけには行かないので、「コロンビア 店舗」でググって実際に店頭で履いてみました。少し足幅がピッタリすぎるかな…?と思ったのですが、某百貨店系列のスポーツ店では説明をきちんと聞くこともなく、これでよしと通信販売で購入しました。

後になって言えることですが、やはり靴はいくつか試してからしっかり決めるべきだったと思います。本当にコレがあっている靴なのかどうか、不安なまま山に登らねばならないのです。たまたま私は見た目で選んで適当に試して買ってしまったものが足に「合わなくはなかった」ので、それなりの高山にもいけましたが、これは褒められたことではないと思います。必ず、店員さんが親切に説明をしてくれて、いくつかのメーカーの靴を試し履きしてから選ぶと良いと思います。それでも最終的には色とかデザインとか価格とかで決まったりしますし。

コロンビアの軽登山靴は、割と足幅が細めに出来ているように思います。自分では足は大きいほうだと思っていたのですが、この靴のあとに登山靴を買いに行ったときに足を測ってもらい、「とても細いですね」と言われました。身長のわりに足は平均的に大きいのですが、横幅はせまく、コロンビアの靴もそれだからフィットしたのではないかと言われました。足幅が比較的大きいのはキャラバンあたりかと思います。実際に店舗に行って試してみてください。出来れば、置いてあるメーカーに偏りのないお店が良いと思います。

この登山靴、というかトレッキングブーツは2013年の夏まで使用しました。高尾山でデビューのあと、中央アルプスの木曽駒ケ岳、八ヶ岳、塔ノ岳、陣馬山、筑波山、大山、燕岳から常念岳縦走、富士山、金時山、雨の白馬岳、嵐の立山、テント泊の八ヶ岳、そのほか冬の低山などたくさんの山々を歩きました。とにかく色使いがお気に入りで、大好きな道具でした。

今は役目を終えてお別れをしました。そのお話はまた次回。

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