私の山道具ノート「登山靴」②

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登山靴の話続き。

初めて山道具としてColumbiaのトレッキングブーツを買ってあちこち行きました、というのが前回のお話。

昨年(2013年)の夏山シーズンで何度か岩場を歩いたのですが、そのときに気になったのが、足の裏にじかに岩を感じるようなソールのへたり具合。ソールがしっかりしていない分足に力が要るし、疲れるし、それ以上にいつ底の部分がはがれてしまうか分からないのでとても怖くて、さすがにこれはと思い、買い換えることにしました。もう3年履いていましたし。たまに登山道にソールがボロッと落ちていて、「ああ、この先どうやって歩いたんだろね…」と言うシーンに出くわして、ああはなりたくはなかったので。昨年はどの山でも雨に見舞われて、渓流と化した登山道を幾度となく歩いたので、実際のところソール部分が加水分解する可能性もあったのです。

さて新しい登山靴(トレッキングブーツ)を買いに、前回の教訓を生かして、しっかり店員さんに相談できるお店に行きました。まずは普段よく購入している某I店(登山本店)へ。しかし、そのお店が提携しているメーカーのものを推してくるので(他の支店でも同じ)、他のメーカーを履きたいといったところ、ここのはマージンがかかってないんだなどと、威圧的に流通三段階の話をしてくるので、じゃあいいですといって店を出ました。流通三段階のことは多分おじさんよりよく知ってるから求めてないよ。それにしても、履き比べをしてみたいと言うのがなぜ伝わらなかったのか、それは私のコミュニケーションの問題なんでしょうか。大して山も登ってないような山ガール(分かりやすいカテゴリーとしての名称なので追及しないようお願いします)がこんな店に来るなと言うことなんでしょうか。しかたなくもう少し大衆的なお店で、フレンドリーな店員さんに相談しました。そこで3~4種類履き比べして、決めたのがこちら。

SCALPA。イタリアの登山靴メーカーです。履き比べてみるとこんなに違うものかと思うくらいフィット感がよかったのです。気になっていたソールもしっかりしていて岩場も安心して登れそうです。それに比較的、登山靴によくあるスポーティないかつさがなくて、好きな色だったところもポイントになりました。お値段は23,000円ほど。お値段もステップアップしました。

一度この靴で筑波山に登ったところ、安心感のあったソールが思うよりも硬く、下山すると足の裏が痛くなっていました。そこでふたたびこの靴を買ったお店へ。あまり好ましくないと言うことではありましたが、ジェル状のインソールを買いました。その際に靴下のせいもあるかもしれないと指摘されたので、新しい厚手のソックスをはいたところ、足の裏の痛みは出ませんでした。やっぱり相談してよかったです。でも、さらに安心するためにはもっとしっかりしたインソールを買うかもしれません。もしも買ったら、その話はまたいつか。

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