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Magic Forever!/Roy Woods「Test What I Know」

7月14日はキエるマキュウのラッパーにしてDJ/トラックメイカーでもあるマキ・ザ・マジックさんの命日。今年であれから10年だそう。
お葬式に行った時のこととかすごく覚えてるなぁ。あの日も最近の激暑ほどではなかったけど、暑い日だったと記憶しています。

Twitterでマキさんの話題で一部盛り上がったので、こちらにも書き留めておこうかなと思います。10年という区切りの年でもあるし。

マキさんと仲良くなったきっかけは全く覚えてませんが、私が一番夜遊びしていた時期に毎週のように土曜のハーレム(DJ TAIKIさんとDJ HAZIMEがレジデントを務めていた『No Doubt』)で会っていたので、自然と話すようになったのかな。「話すようになった」と言っても、お酒呑むと本当に何を言ってるのがさっぱりわからないんですけどね。適当に相槌打ってたら「で、マキちゃんはどう思う?」とか意見聞かれたりして笑。

一度だけキエるマキュウのインタビューをしたことがあり。
23時幡ヶ谷集合という時点でおかしいんですが、先に写真撮影をして(そしてカメラマンさんは即帰った。賢明だw)、その後インタビューしようとしたらお店が全然開いてなくて(そりゃそうだ)タクシーで三茶へ行き、マキさんの行きつけの呑み屋でインタビュー・スタート……したのですが、当然の如く(?)真面目な話なんて一切しないし、途中から一緒にいた編集長も寝てるし、2時間くらい経ったところでレコーダーも切ってフツーに朝まで呑んだのでした……。インタビュー最初の方にかろうじて作品のことを話していたところを繋げて原稿にしましたよ…。てか、他のインタビュアーさんにはちゃんと喋ってるのかしら……私が舐められてただけ? まぁ今となっては良き思い出です(ホントか?)。楽しかったのは間違いないし。

あと、マキさんとの仕事といえば、マキさんがミックスして、私がライナーを書いたblast誌のディスコ/ガラージ特集をCD化したコンピ『Disco Spectrum』。シャロン・レッド「Can You Handle It」とかアンリミテッド・タッチ「I Hear Music In The Streets」とか、ガラージ・クラシックが沢山収録された逸品。「マキマキ・コンビでの仕事だね〜」なんて話したり。懐かしいなぁ。
(余談ですが、このコンピがリリースされたのが2000年。私がライターを始めてまだ1,2年の時にライナーを依頼してくださったレコード会社担当者氏の懐の広さたるや…)

Twitterで「今でも聴いてます!」ってコメントくださった方がいて嬉しかったです!

その他にも代々木上原のおでん屋で呑んだりとか色々思い出あるんですが、とにかく超読書家で博識で文章も上手くて音楽もジャンルを超えて詳しくて、一方で(本人曰く)女の子の気持ちを知るためにCanCamを愛読したり、最新リップを買ったりする人、確実にもう二度と会えないと思います。最高だよなー。真剣に最新リップの話してたもんなー笑。

あ、そうだ! 大事なこと書くの忘れてた! うちの息子の人生初ライヴはキエるマキュウですから! これは生涯の自慢です!
(その時のレポートがここに残ってました。元 BBPのmamalargeさんが書いたのかな。写真の右下に小さくある「続きを読む」をクリックすると我が家の写真が出てきます)

最後にマキさん関連の曲で何かアップしようかなーと思って考えたんだけど、これにします。「末期症状(Maki & Taiki feat. Mummy-D, Zeebra)」でもマキュウでもないんかい!っていう(汗)。三宿webの思い出ソングでもあるんだなー。「帝王切開」がリリックに出てくる曲って他にあるんでしょうか(笑)

KOHEI JAPAN / 夜の狩人 feat. キエるマキュウ&宇多丸

マキさんが亡くなった時に士郎さん(宇多丸さん)が「マキ君がいる世界といない世界だったら、いる世界の方がいいに決まってるよ!」と話していたことを思い出します。本当にその通り。最近の日本について、例の問題(とは?)について、マキさんだったらなんて言うのかなーと思いますよ。


<今日の1曲>
Roy Woods / Test What I Know

ドレイク率いるOVOサウンド所属のカナダ出身シンガー。この新曲は最近再び盛り上がりを見せている(とりわけK-POP界隈で)2ステップのエッセンスが散りばめられた涼やかなアップ・チューン。ちょっと儚い感じの歌声とも合ってますね。毎日猛烈に暑いので、この曲でも聴いてクールダウンしてください!

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