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【崩壊:スターレイル】このへん分かってればシナリオ迷子にはならない..はず!

この世に「わかりやすいSF」なんて存在しないってのが持論です。

物語は直線的だったり、ときに驚くほどシンプルだったりするものも少なくありません。が、どういうわけかSFにアレルギーがある方は多いようで。
ファンタジーだと言われることが少ないのは先入観って気もしますが。

そんなわけで、あの『原神』のHoYoverseがリリースした新作も類に漏れず空想科学アレルゲンに肌が合わないなんて向きも少なからずいらっしゃるようで。
そもそもシリーズの4作め、むしろ『原神』のほうが違うもの。

HoYoverseが築き上げてきた『崩壊』シリーズの最新作。
それが『崩壊:スターレイル』です。

頭に入ってこない、と騒ぐほど困ることもないと思うんだけどね。
ちょっとテキストは多いかもだけど、読んでられないってほどでもない。
疲れるひとには疲れちゃうのかもですが、そんなに難しい話でもない。
ただ、あくまでシリーズ4作めなので知ってると楽しめるところが多いのは確かだったりで、そのあたりが気になるひとは気になるのかも?
さわり・・・だけでも知っておくと、もう少し掴めるかもしれません。
『崩壊』シリーズは、ちょっと設定厨のきらいもあるので。

さておき、まずはシリーズの土台になる「崩壊・・現象」から。
1作めの『崩壊学園』では、数百年に一度の周期で発生する人々をゾンビ化させる現象なんてイロモノでしたが、その後に解釈が広げられています。

B.C.2000年頃、天変地異によって突如崩壊した人類の文明。その後も周期的な氾濫により、人々は文明を築いては崩壊するという歴史を繰り返し歩んできた。長きに渡る「崩壊」との戦いは大地を疲弊させ、変異した「崩壊獣」が世界各地に現れ始めた。生き残った人々は、滅亡を回避するための方法を探ろうと、「天命組織」を設立した。その結果、生物の変異から消滅に至る「崩壊現象」と、対抗する力を備えた「聖痕」の存在が確認された。

「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」崩壊3rd

文明を葬る未知の意思や力にも似た厄災を「崩壊」と定めたわけです。
これだけ知ってればいいんじゃないかと思っちゃいますが、この「崩壊」は単一世界に留まらず、あらゆる並行世界で確認されてるってのがポイント。
この、それぞれの並行世界で「崩壊」に抗う者たちの物語というわけ。

シリーズの前作にあたる『崩壊3rd』に、その世界線での「崩壊」との戦いが決着した8年後を舞台にしたシナリオがあります。
敵対する勢力は「天上の人」と呼ばれ、自分たちより文明の劣る星を滅ぼしては崩壊エネルギーを吸収して勢力を拡大し続ける異星人です。
逆説的になりますが、この崩壊エネルギーを吸収するために起こされていたのが「崩壊・・現象」だと考えれば辻褄が合うような気もしますね。

星単位で起きていたストーリーを追ったのが前作の『崩壊3rd』とすれば、これを銀河の単位にしたものが本作という位置付けなのかな?
並行世界の、という前提でありながら前作までのキャラ名を背負ってるのもいたりするのはHoYoverse的スターシステムってことなんでしょう。

ゲームの序盤、「反物質レギオン」のボス級を倒した直後のこと。
ここでのムービーは対消滅してエネルギーになろうとする過程にも見えて、主人公(あるいは星核)とレギオンの関係を示唆しているかのようにも..

そういえば主人公の武器が「バットでだせえ」って意見もあるとか。
前作『崩壊3rd』をやっていればバットに思い当たるところもあったりしますが、そうなってくると主人公って..カスラナ系?
気になりつつ崩壊シリーズの主人公であれば、という納得感もあります。
なんとなくケビンなのかと思わせるミスリードかもですが。
主人公のCVはミカサと幼少ライナーだそうですが..ごめん英語でプレイしてるせいで聞いてません。
どうしてなのかゲームの声って英語のほうがしっくりくる気が..日本語でやるゲームなんて、ペルソナくらいじゃないだろうか。
そういえば本作は、どことなくペルソナっぽいゲーム感があるかも?

個人的には、そんな印象もあってかスマホよりもPS4なんかでプレイしたいような気がして、ちょっと続けるかは迷うところですね。
ボリューム感にしても、ちょっと外でヒマつぶしにって感じじゃない。

たとえば休みの日にじっくり遊ぶなんてほうが向いてるかな。
良くも悪くもスマホゲーの域を越えちゃってるかも?

そんなわけで『崩壊:スターレイル』のインプレッションでした。