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【崩壊:スターレイル】けっこう前作も知っていた方がいい要素てんこ盛りかもしれませんね

ぼちぼち進めて、第1章をクリアしました。
全体をとおして対比を主題にしたかのようなシナリオは、言っちゃえば王道なんだろうけれど個人的には好きな展開でしたね。

ネーミングがね、ちょっと皮肉も利いてるのか寒波に襲われて文明が崩壊しそうな惑星の名前に「ヤリーロЯ р и л оⅣ」って。
スラヴ神話の、春を司る神様のお名前ですね。
ほかにもHoYoverse的スターシステムよろしく「崩壊シリーズ」から多くのキャラクターが同じ名前で登場しているのも知っていれば面白いところ。

とくに第1章では、ゼーレとブローニャの関係性が正しくそう。

前作までは、幼いころ同じ孤児院で暮らし姉妹同然の仲だったという設定があったんですが、それを知っているとベロブルグの街の下層での出来事やら終盤のやり取りなんかは感慨深いものがあります。

わりに中盤で幅を利かせてくるズヴァローグやクラーラは、私の知るかぎり過去作にもおらず、これというバックボーンはない感じです。
こちらは惑星の名前と同じく、おそらくスラヴ神話からでしょう。
極寒の地でスラヴ神話からの命名なので、あとに続くシナリオでも土地土地の特色から神話を引っぱってくる法則は踏襲されるかもしれませんね。
HoYoverse的スターシステムも、おそらくは続くのかな?
さすがに前作からプレイしてみるのも重たい気はしますが、おまとめサイト的なところで、ちらっと情報を入れておくのも手かもしれません。
たとえばウィキペディアで『崩壊3rd』をさらっておくだけでもいいかも。
YouTubeなんかにも、ムービーをまとめたのが転がっていたりしますし。

さておき。

ヤリーロⅣで起きている出来事を知る前編と、そもそもの問題を知る後編。で、謎を解く解決編という構成になっているシナリオでした。
後半で少し中だるみもしますが、とくに破綻もなく読ませる感じ。
いわゆるジャパニメーションチックな展開とでも言うか、かなり研究してる感じがして、オタク受けしそうなノリだったり雰囲気があります。
このあたりはmiHoYoの上手さというかウケのよさ。

スヴァローグとクラーラは、もうちょっと物語に絡んでくるかと思ったけどそうでもなく..ちょっともったいない感じがありましたね。
セーバルとジェパ―ドの姉弟は、ちゃんと見せ場もあって良かったかな。
むしろサンポについては、いてもいなくてもなキャラのわりに出番だけあったりで、ひとくせ・・・・ありそうな演出もありますが消化不良感がすごかった。
音声C Vを英語でプレイしていると下手さも相まってヒドいです。

なかで「三月なのかMarch 7th」ってキャラクターの声は、けっこうちゃんとした方が演じてらっしゃるようで、もう日本語のほうが違和感あったりします。

ぼちぼち日本アニメの吹き替えなんかもしてるひとだそうです。
主人公を含めて主要キャラクターは、耳馴染みもある気はしますが英語音声のほうがしっくり・・・・感じるようになってきました。

第1章で笑ってしまったのは、ラスボス戦直前のムービーかな。
FF7ACの既視感がすごくて、このあたりはmade in 中国的なジャイアニズムというか、お国柄なんで仕方ないところなんでしょうか。

主人公の武器がカッコ悪い問題については、第1章クリアで解消されます。

CMで持ってる大太刀みたいなのは、これだったのか!

といっても属性変更っぽくスキルの切り替えができるようになって、武器も変わるという仕組みなので、あれはあれで好きというひとも安心です。
この、新しい属性を手に入れるところも見覚えあるような気が..
ターン制なのも相まってか、かなりペルソナチックな演出が随所に。

つまり逆を言えば、ペルソナ好きなら嫌いじゃないとも思います。
許せれば、ってのはあるかもですが。

そんなわけで、なかなかにオススメできる『崩壊:スターレイル』です。