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【崩壊:スターレイル】丹枢は悪者なのか問題

さらっとVer.1.2「仙骸に果て有り」がリリースされたわけですが。
仙舟「羅浮」での物語も終わりを迎えるとか。
で、個人的には”丹枢”の物語がどうなってしまうのか気になっています。

本作をやっていると、いわゆるフレーバーテキスト的な読み物を拾えることが多くあって、これを読むと読まないとでは話が違うってくらいなんです。

第二章の舞台である仙舟「羅浮」の、長楽天と工造司というエリアで拾えるそれについては、できれば読んでみて欲しいかな。
「丹枢の日記」とされるものが、どちらのエリアでも見つけられるはず。
なかなかに背景を知らしめる上で重みがあるというか。

言っちゃえば、よくある話なんです。
それだけに動機としては頷けてしまうのもあって。

ストーリー上で”丹枢”を追い詰めることになる場面があるんですが、読む前だったんだけれど、あとになって彼女の言っていたことが1つ深くわかる。
知ると知らずとで世界の見え方なんて容易く変わってしまう。
この第二章がテーマにしているのも、そのあたりかもね。

-以下、ネタバレを含みます-

「丹枢の日記」その1では、幼少のころから目の見えない自分を助けてくれていた”雨菲”という人物について書かれています。
”丹枢”は彼女と同じ世界を見たいと望み、研究を始めますが上手くいかず。
ひと目だけでもと義眼に手を出してしまいますが、長命種には補装具の類を排除してしまう性質があり、苦痛と共に再び光を失います。

その2では”雨菲”が従軍することになり、そして亡くなったこと。
戦場に出たでもない彼女が亡くなった原因を調べるうち、敵軍へ向けた攻撃の巻き添えであった事実を知って、巡狩に仇なすもの。つまりは豊穣にこそ従うべきと”丹枢”が考えるに至った根幹です。
これは一方を否定するための選択で純粋な良し悪しとも違うわけです。が、一概に善と悪で割り切れるものではない、あくまで思想なので。

なんとなく悪いほうに見えてしまうのは”丹枢”の奥底に復讐があるから。
呪いのようにも捉えられている仙舟「羅浮」での豊穣だから。

いっそ壊滅にさえシンパがいる世界観なので、それぞれの言い分だけ正義も悪もあって。その枠の外にいるからこそ介入できるのがナナシビトNameless
この『崩壊:スターレイル』は、そこを読み解く物語も醍醐味のひとつ。

今回のアプデから『崩壊:スターレイル』をプレイし始めたっていう方にはそういうゲーム的ではない雰囲気のところも楽しんで欲しいっすね。