短期取引で勝ち続けるために必要な要素を考えてみたい

この話の前に前提として俺は『株取引をする目的は金を稼ぐこと』だけという意識でやってるので、それ以外の目的で株式取引をやってる方には読んでも意味が分からなかったり不快に感じるかもしれないが只の主観としてその辺はご了承してもらえたらなと思う。


一回のトレードで勝つことは比較的容易(目を瞑って売買した場合上げ下げの確率50%)なのに対して勝ち続けることは遥かに難しい。当たり前のことだがトータルで勝つためにはトータルで損失を上回る利益を出し続けなければならず、儲けるためにはトータルでプラスにするためにはどうすれば良いのかをひたすら考えないといけない。逆に言えばトータルではプラスにならないことを除去していくことを考えるとも言える。
俺は実働15年チョイで負けた月は2010年以降では計9か月なのでここ11年間に限って言えば12か月に1か月負けるかどうか位の星取になると思う。

短期取引で勝ちきるために必要な要素とは何かを自分なりに考えてみたんだが、幾つか心当たりがあったので簡単に説明していきたいと思う。

1、我慢😣
これは外せない。具体的に何を我慢するのかというと「買う基準を満たした局面」が出現するまでは売買を極力我慢することだ。殆どの人はまずこれができない。よくあるのが値動きが焦れったくて痺れを切らして飛び出してしまったり、まだ状況が整っていないのにも関わらず何となく買ってしまったり、狙っている監視銘柄が有るにも関わらずまだ動きだしていないという理由だけで他の銘柄をちょこちょこ取引してしまう、こういうことをまず止めなければトータルプラス浮上はおろか瞬く間に資金がもたなくなる可能性が高い。短期取引において衝動的に売買している層は常に一定数いて大体負ける側のカテゴリーに位置している。彼らは自分自身が感情的になって右往左往した売買をしているという自覚をしていない可能性が高い。何れにせよ自身が巻き込まれないように常に注意を払っておかなければいけない。一に我慢、二に我慢だ。

2012年以前は地合いが今に比べて遥かに閑散としていて、出来高が細くなかなか狙い目がなかった時期、ワントレード10分間くらいの時間軸でのデイトレードを1回するのに数日間一度も取引せずに、取引チャンスが来るのをひたすら待ったりして本当に的を絞りに絞ったトレードをしていたんだ。今から思えば当時の投資効率は決して良いものだったとは言えなかったが、そういった経験を経てチャンスが来るまで我慢して待つというスタンスが身についたんだと思う。目標としてこのくらいのラインまでは目指してほしい、必ず変わるから。


2、一貫性
「一貫性」とは、「始めから終わりまで、矛盾がないこと・筋が通っていること」を意味する単語です。 たとえば、始めから終わりまで、一つの考えによる主張や同じ方法を貫き通す様に対して「一貫性(一貫性がある)」と表現します。

例えばとある銘柄が高値を更新したら買おうと決めているなら、高値を超えてきたら買わなければいけない。事前に決めたことを首尾一貫してやり通すこと、何か特別な理由なしに毎回ランダムに買ったり買わなかったりするのが一番いけない。何故ならランダムな結果になってしまうからだ。気分が乗ろうが乗らまいが事前に決めた取引を執行するんだ。

考え方としては今回の買いポイントで買うということは次回以降、今回同様の買い条件が揃った買いポイントが10回出現したとしても、出現した買いポイント10回とも買うこと。今回買わないのなら次回以降の同様の買いポイントが出現しても10回とも買わない。そこに『今回だけ』という選択肢はない。このくらいの心づもりで取引を執行すべきだと思う。そうしないと永久に一貫性が身に付かない上に、ランダムな選択によって出たぼやけた結果の数値になってしまう。ランダムな選択によって出た結果で得た脳の刺激は一貫した行動で得た脳の刺激よりも、より頭から除去しにくくなってしまうので、そうならないためにも『今回だけ』という感情的な選択よりも事前に決めたルールを優先させることが重要になってくる。


3、無視する😑
本当に取引に必要な要素は意外とそれ程多くはないと思う(限りなく奥は深いが)取引に必要なこと以外のことは全て遮断するくらいの気持ちで監視、取引したほうが良いと思う。短期取引には常に思考の明瞭さが求められるので、頭のリソースを余計なことに囚われないよう直接取引に関係ないことに気を取られないようにしないといけない。そうしないと本筋を見誤ったり判断の精度に影響がでだしたり、肝心要の買い判断そのものが半歩遅れることに繋がりかねない。

また、多くのことを知ろうとするのは短期取引では良いこととは限らない。俺がみた感じでは目を見張るくらいの凄腕トレーダー達は限られた情報を元にシンプルにまとめてそれらを取引の根拠にして売買を重ねているようだ、ロットも億単位で。しかも誰よりも儲かってる気がする。

この種のレベルのトレーダーは色々なことを知らないのではなく、容易に知ることはできるけど敢えてそれをせず逆に情報を制限してしまうレベルだと思う。ここまで来ると他者の言動や動きなどは全く気に留めなくなると思う。因みに自分はまだそこまでの領域には達していないと思うので少しずつでも近づくことが目標でもあったりする。

知的好奇心で色んなことを知ろうとするのは良いとは思うけど、結果それが取引の足を引っ張ってしまうと本末転倒になっちゃうので注意しなければいけない。

上記の3つは当然のように人間の心の中に備わっている弱い部分ともいえるものだと思うので克服していくにつれて徐々に取引は洗練され成績は向上していくと思う。あとトレードの目的を決して見失わないようにしてほしい。常に「じぶんは何のために取引するのか」ということを忘れないで。俺は絶対に忘れないから。

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