旅の途中に見えるハレーション

余っていた薬をまとめて飲んでしまった日。
俗に言うオーバードーズ。不安が無くならなくて、たくさん飲めば大丈夫な気持ちになるんじゃないかという幻想に駆られてやってしまう。

寛解までの旅の途中、薬の中に飛び込んで迷走する。飲んだ後はパラレルワールド。本当の自分自身に出会うため、歩き続けなければならないのだけれど。

何度でも立ち上がる。十度目を超えて。
自分自身が滅びる未来を変えるため。
理想にも絶望にも変わる、変えるのは自分だから。今と未来は地続きだけど、今があるから未来があるはずだから。きっと開けた道に風が通り抜けているから。
今日と明日を信じて。

#ショートエッセイ
#エッセイ
#詩

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