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カタチnote:001【怒り】

【怒りのカタチ】

【説明】
怒りとは、痛みを持つエネルギー。それ故、カタチによっては矛となる。

【分類】
爆散型。高圧型。つぶて型。しょう(瘴)霧型。沸騰型。自傷型

【爆散型】
ガサツなイメージ。力。
エネルギーに比例して、ダメージは増大。超短期間。
該当者周囲にも影響を与える。
目に見えた効果がある。
例:激怒。

【高圧型】
鋭い水流のようなイメージ。刃。
それほど大きくないエネルギー量でも、効果的な場所へ狙いを定めることが出来れば、かなり強い。
爆散型と違い、該当者へピンポイントに影響を与え易い。
高圧であるために、地位的なものなど、高圧を構成&承認する世界が必要。
例:解雇宣告(クビ)、鋭い指摘。

【つぶて型】
分割してぶつけるイメージ。小石。
エネルギー量はだいたい固定。中期〜長期間で効果が期待できる。
自身の湧き出るエネルギー総量がそれほど多くなかったり、高圧世界を構成できなかったり、外界に対しての影響を大きく変化したくはないが、自身の平和を保ちたい場合に有効。
うまく用いれば、該当者、周囲などに影響をそれほど与えないことも可能。(※その他メモを参照)
例:愚痴。

【しょう霧型】
毒気のある霧のイメージ。気。
エネルギー量は微量でも、超長期間で効果が見込める。毒気が身体に染み入るのに似て、精神的な深いところにまで、影響を及ぼす。
例:陰湿、嫌がらせ。

【沸騰型】
ぐつぐつと、沸騰している熱湯のイメージ。
この状態は、外界(自身の外)と内界(自身の心)の中間に存在している。
後に記述する「自傷型」で、エネルギー振動が大きくなり、保持できなくなったときは、この「沸騰型」へ移行されることがある。
熱湯の中で泡にされたエネルギーは、外界へと飛び出す。
不完全燃焼に似て、怒りエネルギーが、なかなか蒸発しきれないケースが多い。たいていが、取り返しのつかない状況や、上手くいかない仕組みなどによって、蒸発が阻害させられている。

長く続けば、自傷型よりも自他に対する、荒んだ影響が非常に大きい。
まずは火を止めることが重要。理由などを考えて自制できるなら、観念などが良い。無理であれば、誰か他者に止めてもらうしかない。
例:殺害された遺族の心情。非合理的な仕組みに対する苛立ち。

【自傷型】
自らの心臓に棘を付き刺すイメージ。内部反響。
人やケースによって、エネルギー量はさまざま。短期間で済むこともあれば、最期までまとわりつくこともある。外界に怒りが漏れることを非常に恐れている、或いは嫌っている為にそうなる。
内界に作用し、精神的な方面に影響を及ぼす。
例:我慢、辛抱、堪える。

「その他メモ」

怒りは型を組み合わせることで、さらに熾烈な影響を与えることも可能である。例えば爆散型、高圧型を融合させれば、とてつもない「痕」を残すこともできるだろう。
複雑な「痕」のカタチであればあるほど修復が難しくなる。何事においても、修復もれ箇所というのは、ウィークポイントとなる。心の場合、えぐられ広げられて、トラウマを生み出すだろう。

対処法として「愛」などが考えられる。
それは「痕」を埋める修復材で、パテのように柔軟さを持ち、さらに有機的である。供給も有る限り、続く。複雑な傷跡もいずれかは、それこそ「愛」の力で馴染むかもしれない。

ケースによるが、もっとも全体が平和になる型は、「つぶて型」だと考える。ストレート一直線か、ぽんと置くようにするか。つまり投げ方次第で別の効果が見込める。投げのフォームは、無意識状態で行える前提で考えているが、後者であれば、良い結果を自他共に得られるだろう。習慣の積み重ねや、各々の性格は大事で、無意識で成される行動は、持続力があり、自身の環境を構成する。

ちなみに悪影響を及ぼし過ぎるのは、「沸騰型」だと思う。
怒りの生産拠点であり、ぐつぐつに煮えたエネルギーが、内界外界の両方で自身を纏ってしまうわけで、次第に人間性が荒んでいく。ごちゃ混ぜ状態に陥ると、よくわからなくなってしまうのだ。できる限りは、この状態になってはいけない。

対処法は、不合理にしている「何か」を改善するか、回避するか。
「何か」が、簡単な仕組みであればすぐ改善すれば良い。
ただ、国家レベルの個人で手に負えない何かだったら、回避すれば良い。

「沸騰型」エネルギーは、諸刃の剣でもあり、前へ進む力へと変換できる可能性もある。

見上げれば大空が。見下げれば大地が。 俯瞰の位置では、多くを見ることができる。